雇用延長制度――35歳以上の48%が70代以上まで働くことを想定キャリアニュース

転職サイト「ミドルの転職」が「雇用延長制度」についてのアンケート調査結果を発表した。雇用延長制度について、ミドル層の89%が「賛成」しており、48%が「70代以上」まで働くことを想定していた。

» 2017年11月21日 09時00分 公開
[MONOist]

 エン・ジャパンが運営する転職サイト「ミドルの転職」は2017年10月31日、「雇用延長制度」についてのアンケート調査結果を発表した。

 調査対象は、同サイトを利用する35歳以上のユーザー。そのうち440人から回答を得た。まず、雇用延長制度についてどう思うかを尋ねたところ、89%が「賛成」と回答した。

photo 出典:エン・ジャパン

48%が70代以上まで働くことを想定

 次に、何歳まで働くことを想定しているかを尋ねた。その結果、最多の48%が「70代以上」と回答した。その理由として、「さまざまなライフスタイル・ワークスタイルを検討するべき時期に来ていると感じる」「年齢が上がっても身体的社会的に可能なことは昔とは異なるから」などのコメントが寄せられている。

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 現在(もしくは直近)の職場の雇用延長制度については、「再雇用」(54%)が最も多かった。次が「定年延長」(20%)だった。

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 転職先を決定する際、雇用延長制度の内容を確認するかという質問には、73%が「確認する」と回答。転職検討時に、雇用延長を見据えている人が多いことが分かる。

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 雇用延長にあたり、想定される企業側のメリットは、「定年でやめさせたくない優秀な人材を確保できる」(73%)が1位。2位に「シニア世代の経験・知識が活かせる」(58%)が続く。デメリットは「雇用したくない人材が居座ってしまう」(61%)が最も多かった。

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