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» 2017年11月30日 08時00分 公開

2017国際ロボット展:双腕型ロボットが自動でタオルをたたみサラダを盛り付ける、AI学習はVRシステム (1/2)

デンソーウェーブは、ベッコフオートメーション、エクサウィザーズなどと共同開発した「マルチモーダルAIロボット」について説明。多指ハンドを装着した双腕型ロボットアームをディープラーニングで得たアルゴリズムによってリアルタイムで制御するAIロボットであり、自動でタオルをたたんだり、サラダを盛り付けたりするデモを披露した。

[朴尚洙,MONOist]

 デンソーウェーブは2017年11月29日、「2017 国際ロボット展(iREX2017)」(11月29日〜12月2日、東京ビッグサイト)において、ベッコフオートメーション、ベンチャー企業のエクサウィザーズと共同で会見を開き、3社で共同開発した「マルチモーダルAIロボット」について説明した。

多指ハンドを装着した双腕型ロボットアームを持つ「マルチモーダルAIロボット」 多指ハンドを装着した双腕型ロボットアームを持つ「マルチモーダルAIロボット」(クリックで拡大)

 マルチモーダルAIロボットは、多指ハンドを装着した双腕型ロボットアームを、ディープラーニングで得たアルゴリズムによってリアルタイムで制御するAI(人工知能)ロボットである。ロボットアームに用いた7軸ロボットはデンソーウェーブ、6軸の自由度を持つ多指ハンドはベンチャー企業のエクシー、ディープラーニング関連の技術はエクサウィザーズ、ディープラーニングの学習に用いるVR(仮想現実)ソリューションはBOX VR、ロボット制御とディープラーニングやアルゴリズムの連携を行うシステムはベッコフオートメーションが提供。また、ローランド・ベルガー社長の長島聡氏や、早稲田大学理工学術院 教授の尾形哲也氏も開発に協力した。

 基本アーキテクチャとしては、ロボットアームや多指ハンドを中心にリアルタイム制御を行う「神経系処理」と、ディープラーニングやVRシステムによるティーチングなどを担当する「認知系処理」に分かれる。ベッコフオートメーション社長の川野俊充氏は「認知系処理はカメラの撮影速度が30fps=1フレーム当たり33msとロボット制御の世界ではリアルタイムとは言い難いが、神経系処理の数msレベルのリアルタイム制御で補完して滑らかな動きを実現している」と説明する。

「マルチモーダルAIロボット」の基本アーキテクチャと企業分担 「マルチモーダルAIロボット」の基本アーキテクチャと企業分担(クリックで拡大)
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