三菱電機は、液晶や半導体、自動車、電子部品などの製造現場で使用するビジョンセンサー「MELSENSOR」シリーズの新製品15機種を発表した。コグネックスと共同開発したもので、2018年1月から発売する。
三菱電機は2017年11月28日、液晶や半導体、自動車、電子部品などの製造現場で使用するビジョンセンサー「MELSENSOR」シリーズの新製品15機種を発表した。「VS70」6機種と「VS80」9機種で、コグネックスと共同開発した。2018年1月より販売を開始する。
VS70およびVS80は、カメラで撮影した画像を用いて、対象物の有無検査や傷検査、寸法測定、位置決め検査などができる。検査データや画像の転送も容易で、トレーサビリティーシステムを簡単に確立できる。
オープンフィールドネットワーク「CC-Link IEフィールドネットワークBasic」と、センサー領域のソリューションiQSS機能を搭載。三菱電機のコントローラーや産業用ロボットなど、FA機器との接続性の高さを特徴としている。
また、コグネックスのアルゴリズム「PatMax RedLine」を採用することで、パターンマッチングの処理時間を10分の1に短縮し、生産性を高めた。
カスタマイズモデルのVS70は、オプションのレンズや照明などにより、用途に合わせた測定や検査が可能。VS80は、コントローラー、照明一体型のコンパクトモデルで、狭い生産ラインにも設置でき、ロボットハンド搭載時の省スペース化と省配線化に貢献する。
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