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» 2017年12月27日 07時00分 公開

FAニュース:高加圧スポット溶接への対応力を強化した新型ロボット

安川電機は、自動車の高加圧スポット溶接向け新型ロボット3機種「MOTOMAN-SP110H」「MOTOMAN-SP180H」「MOTOMAN-SP225H」を発売した。上アーム中空構造により、メンテナンス性や対象物との接近性が向上している。

[MONOist]

 安川電機は2017年11月29日、自動車の高加圧スポット溶接向け新型ロボット3機種「MOTOMAN-SP110H」「MOTOMAN-SP180H」「MOTOMAN-SP225H」を発売した。

 新型機種は、上アーム中空構造によりメンテナンス性が向上している。リスト(手首)部が開放構造のため、ケーブルの取り外しや取り付けが容易になった。また、リスト干渉半径とリスト幅を縮小することで、対象物との接近性も高めた。上腕部(U軸)後方には機器を追加できる空間を確保。これにより、ロボット外形からのはみ出しが最小限になる。

 従来型のスポット溶接電動ガン用サーボモーター(容量1.5kW、2.0kW)に加え、容量2.5kWのサーボモーターを新たに開発。アルミニウムやハイテン(高張力鋼板)など、新素材向けの高加圧スポット溶接にも対応できる。MOTOMAN-SPシリーズ対応の電動ガン用サーボモーターはバッテリーレスのため、生産性やメンテナンス性が向上する。

 さらに、最高速度動作指定(VMAX機能)により、直線動作時の最高速度制限を撤廃した。ロボットの教示位置や姿勢に応じて、直線動作可能な最高速度を自動計算して動作する。新たな軌跡制御も採用し、軌跡誤差を同社従来製品と比べて80%縮減した。テスト運転やプレイバック時も動作速度変化によらず同じ軌跡で動作可能だ。

 マニピュレータ内部の通信線の断線や各軸サーボモーターのエンコーダー異常が発生した場合は、プログラミングペンダント上に異常アラームが表示され、異常箇所を特定する。また、断線時の仮復旧や異常箇所を特定するための仮配線ができるマルチポートを各部位に標準搭載し、仮復旧、仮配線にかかる時間が短縮できる。

 

 今回発売した機種に対応する新型ロボットコントローラー「YRC1000」には、省エネ効果が見込める電源回生機能を標準で搭載。YRC1000は電圧変換回路を内蔵しており、海外電圧(380〜480V)にトランスレスで対応可能だ。

photo 高加圧スポット溶接向けロボット「MOTOMAN-SP225H」 出典:安川電機
photo リスト部の解放構造 出典:安川電機

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