高受光感度、高フレームレートの8×8ピクセルToF方式センサーを発売組み込み開発ニュース

リンクスは、スイスESPROS製の8×8ピクセルToF方式の新世代センサー「epc611」を発売した。高受光感度、高フレームレートで、さまざまなアプリケーションに適用できる。

» 2018年01月18日 08時00分 公開
[MONOist]

 リンクスは2017年12月25日、スイスESPROS製の8×8ピクセルToF(Time of Flight)方式の新世代センサー「epc611」を発売した。

 epc611は、ToFピクセル設計によって従来品より受光感度が30%向上。直射日光下でも、わずか7.5nW/mm2の照度で正確な距離測定ができる。また、秒間8000回測距の高いフレームレートを持ち、自己位置推定と環境地図作成を同時に行うSLAM技術を用いたアプリケーションでは、10Hzでの回転測距での利用が可能になる。

 同センサーは8×8pxモードの他にも、高速撮像モードや複数の画素を1つの画素として読み出すビニングモードなど、合計7種類のToFモードに対応。2.6×2.6mmの小型サイズのため、ジェスチャー認識やロボティクス、ドローン、自動走行車、自動ドア、機械の安全性確保など、さまざまな領域での活用が見込まれる。

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