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» 2018年01月19日 07時00分 公開

FAニュース:低放射率物体の温度分布を正確に計測できる赤外線サーモグラフィーカメラ

日本アビオニクスは、赤外線サーモグラフィーカメラ「InfReC TS300SW」の受注を開始した。赤外線の背景反射の影響を除去することで、これまで難しかった低放射率物体の温度分布を正確に計測できる技術を搭載している。

[MONOist]

 日本アビオニクスは2017年12月19日、赤外線サーモグラフィーカメラ「InfReC(インフレック)TS300SW」の受注を開始した。価格は500万円(税別)で、2018年2月中旬から出荷を開始する。

 InfReC TS300SWは、金属表面の温度分布を非接触で高精度に計測できる。同年7月19日に同社が発表した新技術が大きな反響を呼び、商品化につながった。赤外線の背景反射の影響を除去することで、これまで難しかった低放射率物体の温度分布を正確に計測できる技術を搭載する。

 同カメラは、自動車産業で採用が進むアルミ部品の温度分布計測や、金型の温度管理を可能にする。これにより加工精度が向上し、歩留りも改善する他、2次電池用材料の研究を加速させ、電池の高寿命化にも貢献する。

 さらに、同カメラはインラインでの連続運転が可能だ。従来サーモカメラをインラインで使用する際は、冷却器やシャッターなどの消耗部品がネックとなっていたが、これらを使用しない構造のため、メンテナンスが容易になった。

 他に、最小5マイクロ秒の露光時間、フレームレート100Hz、Gig-E I/F対応で高速温度計測が可能。外部トリガ機能では、外部機器からのパルス信号に同期した熱画像が取得できる。オプションとして、汎用レンズマウント機構で容易に特注対応できる広角レンズを用意。試験評価用オンライン解析ソフトは標準添付となっている。

photo 赤外線サーモグラフィーカメラ「InfReC TS300SW」 出典:日本アビオニクス
photo 汎用機種との比較(クリックで拡大) 出典:日本アビオニクス

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