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» 2018年01月30日 08時00分 公開

スマート工場EXPO:トレンドマイクロが工場用制御セキュリティ向けのハードウェアを展開へ

トレンドマイクロは「スマート工場EXPO 2018」において、工場の制御システムセキュリティ向けの専用ハードウェアを披露した。萩原電気、アラクサラネットワークスと共同で開発し、工場内脅威可視化ソリューションとして展開する。

[三島一孝,MONOist]

 トレンドマイクロは、「スマート工場EXPO 2018」(2018年1月17〜19日、東京ビッグサイト)において、工場の制御システムセキュリティ向けの専用ハードウェアを披露した。萩原電気、アラクサラネットワークスと共同で開発し、工場内脅威可視化ソリューション「In-Line Security Monitor」として展開する。

photo トレンドマイクロの工場内脅威可視化ソリューション「In-Line Security Monitor」に関する展示(クリックで拡大)

工場専用の端末で実現

 トレンドマイクロでは以前から工場向けの制御システムセキュリティに向けた製品やサービスの展開を進めてきていた。しかし、トレンドマイクロ プロダクトマーケティング本部 ソリューションマーケティンググループ プロダクトマーケティングマネージャーの上田勇貴氏は「顧客によっては工場用の耐久力や設置性などを求める動きなどもあり、萩原電機、アラクサラネットワークスと共同で専用ハードウェアを含む共同開発を行った」と取り組みについて述べる。

 新たに3社で開発した工場内脅威可視化ソリューション「In-Line Security Monitor」は、工場ネットワーク内でウイルスが検知された際に現場保全員の初動を促進し、ウイルス被害を最小限に抑えることを目的としたソリューションである。アラクサラネットワークスのホワイトリスト機能搭載ネットワークスイッチと、トレンドマイクロのネットワークセンシング技術、萩原電気のセキュリティ情報可視化サービスの3つを組み合わせて展開する。3社それぞれにハードウェアも用意する。

photo 開発した「In-Line Security Monitor」用のハードウェア。真ん中がトレンドマイクロのネットワークセンシング機器(クリックで拡大)

 制御ネットワーク内の生産ラインごとに端末のウイルス感染状況や未登録端末の接続状況などのセキュリティ情報を可視化する。グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)表示により、ネットワークやセキュリティの専門家でなくとも、セキュリティ情報を直感的に確認できることが特徴だ。

photo 直感的にセキュリティ状況を可視化できるGUI画面(クリックで拡大)

 「In-Line Security Monitor」は2018年4月から萩原電気が販売する。価格は初期導入費用が90万円から、年間ライセンス費用が30万円からとなっている。さらに、2018年中にトレンドマイクロのSDN連携セキュリティ対策製品「Trend Micro Policy Manager」とアラクサラネットワークスのスイッチの連携により、自動で不審端末を切り離すサービスを提供する予定としている。

クラウド版では安川情報システムと提携

 今回の「In-Line Security Monitor」は基本的には端末にひもづくものだが、クラウドによる不正通信検知サービスとしては、安川情報システムと協業。安川情報システムの工場向けセキュリティソリューション「MMsmartSecurity」の第1弾として、不正通信検知サービス「MMsmartSecurity FS-Eye」を展開する。上田氏は「基本的にはネットワークセンシング技術としてはどちらもほぼ同じ機能を提供している」と述べている。

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