デジタル診断支援ソリューションの共同開発、販売に向けて提携医療機器ニュース

米GEヘルスケアは、スイスのロシュと長期にわたる戦略的パートナーシップを締結した。今後、デジタルプラットフォームを開発し、高度なアナリティクスを用いて臨床判断を支援するワークフローソリューションとアプリケーションの提供を目指す。

» 2018年02月01日 15時00分 公開
[MONOist]

 米GEヘルスケアは2018年1月8日、スイスのロシュと長期にわたる戦略的パートナーシップを締結した。

 提携により、GEヘルスケアの医療用画像診断装置から得られる生体情報と、ロシュのバイオマーカー、細胞病理、遺伝子情報などから得られる体外データを高度アナリティクスに応用する。

 両社は今後、業界初というデジタルプラットフォームを開発し、高度なアナリティクスを用いて臨床判断を支援するワークフローソリューションとアプリケーションの提供を目指す。これにより、生体内外の情報や患者の記録、医療上のベストプラクティス、リアルタイムモニタリングおよび最新の研究結果などをシームレスに統合・分析することが可能となる。

 GEヘルスケアは医療用画診断装置の分野に強みを持ち、ロシュは体外診断用製品の分野を得意とする。体内診断と体外診断を統合する共同開発によって、顧客、患者、ヘルスケア業界を対象にした、データに基づく精密医療の提供が加速することが期待される。

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