ロケットも衛星も「超小型」が熱い、激化する競争の行方はどうなる?MONOist 2018年展望(5/5 ページ)

» 2018年02月19日 10時00分 公開
[大塚実MONOist]
前のページへ 1|2|3|4|5       

今後10年の動向に注目

 超小型衛星の打ち上げには、必ずしも超小型ロケットが使われるというわけではない。コンステレーションで同じ軌道面に打ち上げる場合、大型ロケットにまとめて搭載した方が、トータルコストは安いからだ。実際、Planet Labsは2017年、インドの「PSLV」ロケットへの相乗りで、一度に88機ものDove衛星を軌道に投入している。

「Dove」衛星を軌道上で放出する様子(クリックで再生)

 しかし、コンステレーションの場合でも、構築後に、リプレースで数機程度を打ち上げる需要はあるだろう。決して、超小型ロケットがいらないというわけではない。それに、1機だけでも好きな軌道に打ち上げるというのは、超小型ロケットがなければできないことだ。超小型衛星と同様に、超小型ロケットの需要は大きくなるだろう。

 超小型ロケットも超小型衛星も現時点ではまだブルーオーシャンだが、すぐにレッドオーシャンになるだろうし、市場の成長のためには、そうならなければならない。そのときに、どこが生き残り、市場を制するのか。おそらくこの10年で、第1ラウンドの結果が見えてくるのではないだろうか。

前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.