産業用IoT基盤「MindSphere」最新版、AWSで利用可能に製造ITニュース

シーメンスは、産業用IoTオペレーティングシステム「MindSphere」の最新版「バージョン3」の国内正式受注を開始した。アマゾンウェブサービス上での利用が可能になった。

» 2018年02月21日 09時00分 公開
[MONOist]

 シーメンスは2018年2月8日、同社のクラウドベースのIoT(モノのインターネット)オペレーティングシステム「MindSphere(マインドスフィア)」の最新版「MindSphereバージョン3」の国内における正式受注を開始した。アマゾンウェブサービス(AWS)上での利用が可能になった。

 MindSphereは、IoTアプリケーション開発や生産データの記録分析などの基盤をクラウドで提供する産業用のオープンなプラットフォームだ。バージョン3では、AWS上で利用できるようになり、AWSの従来サービスとMindSphereでのデータの連携が可能になった。

 さまざまな接続を可能にするコネクテビティの強化や各種の分析ツールの追加も行われ、航空宇宙、エネルギー、ユーティリティーなど、さまざまな産業向けのIoTソリューションの開発期間を短縮できる。

 また併せて、グローバルでのパートナープログラムや、マーケットプレースとなる「MindSphere Store」の運用も開始。同社では、今回の発売を機に日本におけるMindSphereの一層の拡販を進める。

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