ヒトの視界と同じ解像度で見えるVRヘッドセットの開発で協業VRニュース

ソシオネクストは、ヒトの目に映るのと同じ解像度で見ることができる次世代のVR・XRソリューションの開発と提供について、フィンランドのVarjoと協業していることを明らかにした。

» 2018年03月23日 10時00分 公開
[MONOist]

 ソシオネクストは2018年3月1日、フィンランドのVarjoと協業し、次世代のVR・XRソリューションの開発および提供を進めていることを発表した。

 ヒトの目に映るのと同じ解像度で見ることができるVarjoのビデオシースルー(VST)型ヘッドセットに、ソシオネクストの画像処理技術「Milbeaut」を搭載する。70Mピクセルの解像度で視野100度の映像を表示できるようになる。

 ヒトの目は視野全体を同じ解像度で見ず、視野の中心から2度の範囲だけを高い解像度で捉えている。Varjoのヘッドセットはヒトの目の仕組みを取り入れ、現実世界と拡張コンテンツを合成した映像を表示する。

 高解像度の画像処理が必要になるため、ソシオネクストの高性能イメージシグナルプロセッサ「Milbeaut」を採用した。高度なパイプライン処理が可能になり、処理スピードも向上。また、消費電力を抑えられるようになったとしている。

photo 世界初だという「human-eye resolution」ヘッドセット 出典:ソシオネクスト

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