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» 2018年04月19日 06時00分 公開

ドローン:ドローンのパイロット派遣と機器メンテナンスでコマツと提携――ミライト

ミライト・テクノロジーズはドローンのパイロット派遣と機器メンテナンスでコマツと提携した。

[三島一孝,MONOist]

 ミライト・ホールディングスのグループ会社であるミライト・テクノロジーズは2018年4月18日、全国規模でのドローン(無人航空機)運用サービスを本格化し、ドローンサービス事業者へのサービス提供を行うことを発表した。第1弾としてスマートコンストラクションなどを展開するコマツと提携する。

photo コマツの「EveryDrone」(クリックで拡大)

全国でドローン運用を支援

 ドローンのビジネス活用を想定した実証実験はさまざまな領域で行われているが、今後これらの成果を生かして、本格的な事業展開が進むことが想定されている。しかし、ドローンによるビジネスが本格化する中で、操縦者(パイロット)の確保や機体や関連システムのメンテナンスなど運用面での体制構築が課題となっている。

 ミライト・テクノロジーズではこれらの課題に対するソリューションを提供するために2017年10月に新たにドローン事業部を発足。ドローンパイロット育成サービスや運航サービスの展開を開始した。さらに日本UAS産業振興協議会(JUIDA)認定パイロットの自社育成も進め、既にミライト・テクノロジーズグループ内で150人のライセンス保有者を確保しているという。

 これらの自社リソースと全国各地の通信建設会社を中心としたパートナー企業との協業により、広域の運用サービスを実現。さらに機体提供やメンテナンスサービスを行うことで国内のあらゆる場所で測量や建設工事、設備点検、災害復旧、農業、観光などさまざまなドローン活用を実現する。ドローン運用広域サービスでのパートナー企業は、NDS、シーキューブ、北陸電話工事、ソルコム、四国通建、西部電気工業、SYSKEN、TTK、空撮技研の9社となっている。

 ミライト・テクノロジーズの常務執行役員でドローン事業部長の本田信夫氏は「以前から通信工事を行ってきており広域での工事やB2Bの支援などのノウハウがある点、技能者を確保できるという点、通信電気機器のノウハウを持つ点などが生かせることからドローンの広域運用保守事業に乗り出した」と語っている。

photo ドローン広域運用サービスのイメージ(クリックで拡大)出典:ミライト・テクノロジーズ

コマツのスマートコンストラクションで採用

 これらの取り組みの第1弾としてコマツとの提携を発表した。コマツが進める工事現場のスマート化「スマートコンストラクション」では、現場の3D点群データを作成するためにドローンで撮影する「EverydayDrone」をサービスとして展開。しかし、コマツはドローンのメンテナンスなどのノウハウがないため今回、ドローンの運用サポートの面で、ミライト・テクノロジーズのドローン広域運用サービスを活用することを決めたという。

 コマツのスマートコンストラクション推進本部 主幹の村上和哉氏は「提携の決め手となったのは2つの点からだ。1つ目は工事現場が全国に点在する中で、広域で支援を受けられるという点である。もう1つが、コマツは重機のメンテナンスは可能だが、ドローンのような小型電気機器のメンテナンスは不慣れだ。ミライト・テクノロジーズは以前から電気機器のメンテナンスなどを行っており、ドローンなどのメンテナンスなども得意であるという点だ」と述べる。今回の提携では、コマツの「EverydayDrone」におけるドローン保守についてはミライト・テクノロジーズとの単独での契約となっているという。

photo 中央右側がコマツのスマートコンストラクション推進本部 主幹の村上和哉氏。中央左側がミライト・テクノロジーズの代表取締役社長である高畠宏一氏(クリックで拡大)

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