初出展のヤマハ発動機、統合制御型ロボットとシステムを訴求ハノーバーメッセ2018

ヤマハ発動機はハノーバーメッセ2018に初めて出展し、統合制御型ロボットシステム「Advanced Robotics Automation Platform」によるフルデジタル生産ラインの価値を訴えた。

» 2018年05月01日 07時00分 公開
[三島一孝MONOist]

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 ヤマハ発動機は、ハノーバーメッセ2018(2018年4月23〜27日、ドイツ・ハノーバーメッセ)に初めて出展し、統合制御型ロボットシステム「Advanced Robotics Automation Platform」によるフルデジタル生産ラインの価値を訴えた。

ロボットを一体制御することでフルデジタル生産ラインを実現

 ヤマハ発動機の統合制御型ロボットシステム「Advanced Robotics Automation Platform」は1台のコントローラーで、複数のロボット関連製品の統合制御を行える自動化システムである。従来の生産ラインでロボットを活用しようとすると、1台当たりに1つのロボットコントローラーが必要だが、「Advanced Robotics Automation Platform」ではこれらのロボットコントローラーを統合することが可能で、システムの簡略化やスペース効率改善などに効果を発揮する※)

※)関連記事:生産ラインのロボットを一括コントロール、競合他社製品も制御可能

 ハノーバーメッセでは、この「Advanced Robotics Automation Platform」によるフルデジタル生産ラインのデモラインを披露し、ロボットシステムによる完全自動化の実現を訴えた。

photo ヤマハ発動機が披露した「Advanced Robotics Automation Platform」(クリックで拡大)

  さらに、小型スカラロボット「YK400XR」も紹介。「YK400XR」は、標準サイクルタイム0.45秒の高速・高性能を実現しながら、高いコストパフォーマンスであることが特徴の製品である。ハノーバーメッセでは動作デモを用意し、高速・高精度の動作性能などを紹介した。

photo ヤマハ発動機が披露した「YK400XR」の動作デモの様子(クリックで拡大)

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