インテルが東京本社にコラボレーション・センター開設、イノベーションの創出へ組み込み開発ニュース(3/3 ページ)

» 2018年05月22日 08時00分 公開
[朴尚洙MONOist]
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8K映像をPCで楽しむ

 2018年12月からテレビ放送が始まる8Kについての展示も行っている。アストロデザインの8K対応カメラで撮影した水中映像を、圧縮率1440倍、480倍、300倍の順に再生するデモでは、圧縮率が異なっても8K映像の美しさが変わらないことを示した。エンコーダー、再生のためのソフトウェアデコーダーはテクノマセマティカルが提供しており、これらはXeonを搭載したPCで実行されている。8Kモニターはシャープ製だ。

8K映像をPC上でエンコード/デコードするデモ 8K映像をPC上でエンコード/デコードするデモ(クリックで拡大)

「タフパッド」で空間採寸

 パナソニックの頑丈タブレット端末「タフパッド」には、インテルの3Dカメラ「RealSense」を採用した「空間採寸ソリューション」がある。展示では、タフパッドを使っての箱の採寸や、採寸した箱と貼付されたQRコードのひも付けによるデータ管理などが可能なことを示した。

「タフパッド」で空間採寸する様子 「タフパッド」で空間採寸する様子(クリックで拡大)

カード型コンピュータの可能性

 インテルはカード型コンピュータ「Compute Card」を展開している。現状は、専用ドックに組み込んで使うのが基本だが、機器にカードを直接挿してコンピュータ化することも検討されている。展示では、LGディスプレイが試作したCompute Cardが組み込み可能なインテリジェントモニターを披露した。

LGディスプレイが試作したCompute Cardが組み込み可能なインテリジェントモニター LGディスプレイが試作したCompute Cardが組み込み可能なインテリジェントモニター(クリックで拡大)

ざらざらやつるつるを感じられる3Dハプティクス技術

 ミライセンスが開発した3Dハプティクス技術も展示した。力覚、圧覚、触覚の“三原触”の組み合わせでさまざまな触覚を実現できるという。なお、触覚を感じるデモでは、手前から奥側に押し込むなどの動作を検知するために、インテルのRealSenseが用いられている。

3Dハプティクス技術のデモ 3Dハプティクス技術のデモ。手に持った白いセンサーから左側に引っ張られる感覚が伝わっている(クリックで拡大)

MaaSへの参入を目指す企業向けの自動運転シミュレーター

 米国オレゴン州のIntel Labsで開発された「Automotive User Experience Simulator」は、自動運転時のHMI開発を支援するためのものだ。「新たにMaaS(Mobility as a Service)への参入を目指す企業は、自動車メーカーやティア1サプライヤーのようにテストコースを持っていない。このシミュレーターを使えば、自身のMaaSのサービスに合わせた自動運転車のHMIを開発できる」(インテルの説明員)。また、RealSenseなどを使った乗員認識など、システムの改良も検討されているという。

自動運転シミュレーター「Automotive User Experience Simulator」 自動運転シミュレーター「Automotive User Experience Simulator」(クリックで拡大)
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