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» 2018年06月11日 08時00分 公開

組み込み採用事例:高画質データの高速処理システムで「ニコ生」の機能を強化

ソシオネクストとドワンゴは、「ニコニコ生放送」のサービスを強化する映像データトランスコード処理システムを共同開発した。従来の構成と比較して2倍以上の処理能力を持ち、多数のユーザーが高画質で配信・視聴可能になる。

[MONOist]

 ソシオネクストは2018年5月23日、ドワンゴと共同で、同社が提供する「ニコニコ生放送」のサービス機能を強化する、映像データトランスコード処理システムを開発したと発表した。

 ソシオネクストのコーデックSoC「MB86M30」とマルチコアプロセッサ「SC2A11」を搭載したハイブリッドコーデックモジュール「M820L」を、サーバと連携させるシステムを構築した。ハイブリッドコーデックは、専用の高性能ハードウェアによる処理と汎用CPUによるソフトウェア処理を組み合わせることで、高速なエンコード、デコード処理や、高度な映像データ活用を可能にする技術だ。

 今回構築したシステムは、サーバのみだった従来の構成と比較して2倍以上の処理能力を持つ。また、MB86M30により、次世代コーデック規格であるHEVCや4K映像にも対応する。

 同システムを利用することで、リアルタイム映像データのトランスコード性能が大幅に改善。多数のユーザーが高画質で配信、視聴できるようになる。ドワンゴは、2018年度中にも、プレミアム会員に対してはニコニコ生放送でHD(720p)配信の枠数を撤廃し無制限とする予定だ。

photo ハイブリッドコーデックモジュール「M820L」 出典:ソシオネクスト

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