人共存型双腕スカラロボットシリーズに新製品、可搬質量を向上FAニュース

川崎重工は、人共存型双腕スカラロボット「duAro2(デュアロ・ツー)」を発売する。「duAro1(デュアロ・ワン)」に続く製品で、可搬質量を上げ、最大ストロークを広げている。

» 2018年06月18日 07時00分 公開
[MONOist]

 川崎重工は2018年6月5日、人共存型双腕スカラロボット「duAro2(デュアロ・ツー)」を同月より発売すると発表した。「duAro1(デュアロ・ワン)」に続く製品で、可搬質量を上げ、最大ストロークを広げている。国内販売価格は340万円(税別)だ。

 duAro2は、水平方向に動作する水平多関節ロボットを双腕にしたduAro1の特長を継承。ダイレクトティーチ機能を搭載したことで、教示が容易で実用性を高めた。

 これに加え、可搬質量を片腕2kgから3kg(双腕6kg)に上げ、上下方向の最大ストロークを150mmから550mmに拡大した。深さのある段ボールへの箱詰め作業や段差のある工程間の製品移動など、適用範囲を拡大している。

 アーム本体とコントローラーを分離できるオプションも追加。コントローラーのスリム化に加え、レイアウトの自由度を向上している。

 また、duAro1と同様に、安全を担保するためのさまざまな機能や柔らかな表面素材を採用するなど、人との共存作業ができる。衝突検知機能や腕部分をクッションで覆うなどの対策により、人と同じ場所で作業をする上で必要となる安心と安全を確保している。

photo 人共存型双腕スカラロボット「duAro2」 出典:川崎重工業

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