第29回 設計・製造ソリューション展
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» 2018年06月26日 09時00分 公開

DMS2018:現実的「見える化」ツールで改善活動を拡張、初出展のウイングアーク1st

ウイングアーク1stは「第29回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2018、2018年6月20〜22日、東京ビッグサイト)に初めて出展。BIダッシュボード「MotionBoard」を基軸とした製造現場の見える化ソリューションと、クイックスタートMES(製造実行システム)アプリケーションの「MESOD」を提案した。

[三島一孝,MONOist]

 ウイングアーク1stは「第29回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2018、2018年6月20〜22日、東京ビッグサイト)に初めて出展。BIダッシュボード「MotionBoard」を基軸とした製造現場の見える化ソリューションと、クイックスタートMES(製造実行システム)アプリケーションの「MESOD」を提案した。

「見える化」の前後をシームレスにつなぐ

 ウイングアーク1stでは、「MotionBoard」が製造現場などで一定の評価を得ており、導入事例などが数多く登場している。ただ導入を進める中で「データを分かりやすく可視化するのは製造現場にとって大きな価値となるが、実際に製造現場での導入を進める中で、データを取るところや、可視化の後の活用など、『見える化』前後でも課題があることが見えてきた。これらに対応するソリューションを用意したことが特徴だ」とウイングアーク1st 営業・ソリューション本部 製造ストラテジックビジネスユニット長 荏原光誠氏は述べる。

 「データを取得する」という面で提案したのが「古い機械の見える化」ソリューションがある。工場には既存の古い機械が数多く残されており、稼働状態を特に把握したいのはそういう機械の場合が多い。ただ、これらはネットワーク機能などに対応しておらず、機器から直接データを取得するのが難しい。

 そこで、ウイングアーク1stでは、FA制御システムの開発などを受託するソフィックスと協業し、機械の操作パネルをカメラで撮影し、その表示を読み取ることで古い機械でもデータを取得可能とした。ソフィックスはもともとの受託開発の実績を生かし、操作パネル画像認識システム「SOFIXCAN Ω Eye」を展開している。これにより得たデータを「MotionBoard」に送り、リアルタイムで稼働状況を把握できるというものである。荏原氏は「データ取得を課題としている製造現場は非常に多く、これらを解決するソリューションになる」と手応えについて述べている。

photophoto ソフィックスと連携した古い機械の見える化ソリューション(左)と「MotionBoard」によるデータの見える化(クリックで拡大)

後工程をつなぐ「MESOD」

 データの「見える化」後に直接的なプロセス改善につなげるために提案したのが「MESOD」だ。「MESOD」は、MES(製造実行システム)の機能を手軽に導入できるアプリケーションだ。基本的な可視化コンテンツを事前に用意しているため、開発期間とコストを抑えながらMESの活用を開始できる。柔軟な拡張性も備えており、徐々に活用範囲を広げるような使い方が可能だ。MESには主に11の機能があるとされているが「MESOD」では、設備稼働モニタリング、製造モニタリング、設備メンテナンス、品質管理・品質分析の4つに限定したことが特徴だ。これにより、導入工数やコストを大幅に削減できる。

photophoto 製造現場の設備のイメージ(左)とMESODによる設備状況の見える化画面(クリックで拡大)

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