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» 2018年07月19日 07時00分 公開

第34回国際農機展:自動運転農機が“トラコンタ”でそろい踏み、いち早く展開進めるクボタ

北海道クボタは、「第34回国際農業機械展in帯広(第34回国際農機展)」において、自動運転技術を搭載したトラクター、コンバイン、田植機を披露した。

[朴尚洙,MONOist]

 北海道クボタは、北海道帯広市で開催された農業機械の展示会「第34回国際農業機械展in帯広(第34回国際農機展)」(2018年7月12〜16日)において、自動運転技術を搭載したトラクター、コンバイン、田植機を披露した。

クボタが展示した自動運転作業が可能なコンバイン「アグリロボコンバイン」 クボタが展示した自動運転作業が可能なコンバイン「アグリロボコンバイン」(クリックで拡大)
「アグリロボトラクタ」「ナビウェル」 無人による自動運転作業が可能な「アグリロボトラクタ」(左)とモデルチェンジした直進キープ機能付き田植機「ナビウェル」(右)(クリックで拡大)

 クボタは「ファームパイロットシリーズ」として、GPSによる自動運転技術を搭載する農業機械をいち早く展開。2016年9月に直進時のみ自動操舵走行が可能な直進キープ機能付き田植機を、2016年12月に直進、曲線経路での自動操舵走行が行える畑作用大型トラクターを、そして2017年6月に有人監視下での無人による自動運転作業が可能なトラクター「アグリロボトラクタ」の販売を開始している(アグリロボトラクタのみモニター販売)。

「アグリロボコンバイン」の運転席 「アグリロボコンバイン」の運転席。自動運転作業の際には、左上に設置されている操作パネルを用いることになる(クリックで拡大)

 今回はファームパイロットシリーズの第4弾として、作業者が搭乗した状態で自動運転による稲や麦の収穫作業を行えるコンバイン「アグリロボコンバイン」を展示した。2018年12月から本格販売を始める計画。日本国内で用いられる農業機械としては、トラクター、コンバイン、田植機(3つをまとめて「トラコンタ」と呼ぶこともある)が重視されるが、これらについて全て自動運転技術の搭載し、販売を始めることになる。

 また、ファームパイロットシリーズの第1弾として展開してきた直進キープ機能付き田植機を「ナビウェル」としてモデルチェンジした。2018年9月に発売する。イメージカラーも、従来の水色から、トラクターやコンバインと同じオレンジ色に一新。GPSの位置情報を用いてステアリングを自動で直進方向に補正する「直進キープ機能」に加えて、ほ場の端で旋回するときに苗の条間をずれないようにする「条間アシスト機能」も加わった。

 なお、ファームパイロットシリーズのうち無人での自動運転作業が可能なのはアグリロボトラクタだけだ。これは、農林水産省が定める「農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン」のうち、現時点で仕様が定まっているのがトラクターだけだからだ。「アグリロボコンバインは、直進だけでなく旋回も含めた自動運転が可能で、刈取り作業もかなりの範囲で自動化できている。コンバインはトラクターと違って運転席から車両の後方が見えないので、安全性を確保するためにバックモニターなども搭載した」(クボタの説明員)という。

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