中国で自動車生産向け産業用ロボットの販売を強化、中国企業と資本提携FAニュース

安川電機の中国子会社である安川電機(中国)は、中国の奇瑞汽車グループの瑞鵠汽車模具の完全子会社である安徽瑞祥工業と、2018年7月18日に資本提携したと発表した。自動車の自動化生産設備の製造や販売を共同で行う方針だという。

» 2018年08月07日 07時00分 公開
[MONOist]

 安川電機の中国子会社である安川電機(中国)は、中国の奇瑞汽車グループの瑞鵠汽車模具の完全子会社である安徽瑞祥工業(以下、瑞祥工業)と、2018年7月18日に資本提携したと発表した。自動車の自動化生産設備の製造や販売を共同で行う方針だという。

 中国における自動車生産台数は拡大の一途であり、自動化設備およびロボットへの要望は高まっている。その中で、ニーズはより多様化が進んでおり、これらに対応していく必要がある。

 今回の協業は、これらの現地での多様なニーズに対応していくことを想定したものとなる。瑞祥工業は、金型、治具、車体溶接設備など、ロボットを使った自動車生産用設備の製造、販売を事業展開する工場向けのシステムインテグレーターである。従業員数は300人で、各自動車メーカーに対する販売ルートを持っている。

 これに対し、多様な産業用ロボットを展開する安川電機が瑞祥工業と協業することで、中国市場で多様化するニーズに対して新たな提案を行える体制とすることを目指すとしている。

photo 安川電機の協働ロボット「MOTOMAN-HC10」

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