製造現場にも当てはまる「夏は最後のチャンス」という話FAメルマガ 編集後記

受験生の夏……だけではありません。

» 2018年08月10日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2018年8月10日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

製造現場にも当てはまる「夏は最後のチャンス」という話

 猛暑や台風、豪雨など天候の変化が激しすぎてあまり気が休まらない日々が続きますが、季節はすっかり夏休みです。ただ、予備校や塾などの受験生にとっては晴れやかな気持ちにはなれないかもしれません。「夏は(逆転の)最後のチャンス」だといわれているからです。予備校などの前を通りかかると、熱心に勉強する受験生たちの姿などを目にし、なんとなく襟を正す思いになります。

 さて、同じように「夏が最後のチャンス」という環境が実は、製造業でも当てはまるところがあります。それは「コンシュマーエレクトロニクス(CE)商品の製造現場」です。以前、電機業界を主に担当していた時があり、国内外の工場に取材に行く機会が何度かありました。その中で特に米国の工場を取材すると、よく聞いたのが「秋に入るともう(ラインを)動かせない」ということです。

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