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» 2018年09月11日 10時00分 公開

ウェアラブルニュース:強力なブレ補正機能を備えた業務用ウェアラブルカメラを発売

ソニーは、強力なブレ補正機能を搭載し、暗所性能を強化したフルHD(1920×1080)高解像度の業務用ウェアラブルカメラ「TECU-001」を発売した。約1110万の有効画素の余裕部分を補正領域として活用し、揺れの少ない明瞭な映像撮影を可能にした。

[MONOist]

 ソニーは2018年8月24日、強力なブレ補正機能を搭載し、暗所性能を強化した業務用ウェアラブルカメラ「TECU-001」を発売した。フルHD(1920×1080画素)の高解像度により、警備や救急、消防などの領域で必要となる、現場と本部間でのリアルタイムの映像共有やメンテナンス作業状況の動画記録などに対応する。市場推計価格は28万円前後(税別)を見込む。

photo 業務用ウェアラブルカメラ「TECU-001」(クリックで拡大) 出典:ソニー

 ウェアラブルカメラを使って現場と本部間で映像情報を共有する場合、装着者の歩行や走行時の振動による影響を補正し、安定した高画質の映像を撮影することが重要となる。同製品には、民生用カメラ商品の手ブレ補正技術を基に開発した、強力な電子式ブレ補正機能を搭載。約1110万の有効画素の余裕部分を補正領域として活用し、揺れの少ない明瞭な映像撮影を可能にした。また、業務用途の動作に合わせ、補正する揺れの振動周波数や補正領域の範囲を最適化し、歩行や走行時の上下左右/回転方向のブレを軽減する。

photo ブレ補正機能(クリックで拡大) 出典:ソニー

 さらに、裏面照射型の「Exmor R(エクスモアアール)」CMOSイメージセンサーを採用。受光面と配線層の配置を逆転することで受光量を増加させ、従来のCMOSイメージセンサーに比べて高感度化した。これにより、最低被写体照度2.0ルクスで夜間・暗所でも鮮明な映像を撮影できる。セキュリティカメラ商品で培った暗所撮影技術を基に最適な画質チューニングを施し、暗所での視認性も高めた。

photo 従来のCMOSイメージセンサーとの比較(クリックで拡大) 出典:ソニー

 カメラヘッド部には小型/分離式を採用し、頭部や胸部への装着が可能だ。視線と連動した手元の撮影が求められる場合は頭部に、広角・広域での画像が必要とされる場合は胸部に装着するなど、用途に応じた装着ができる。

photo 薄型・分離式のカメラヘッドと専用クリップ(クリックで拡大) 出典:ソニー

 専用のSDK(ソフトウェア開発キット)を活用してソフトウェア開発を行うことで、USBインタフェース経由での映像取得や機器の外部制御ができる。例えば、専用SDで開発したスマートフォンのアプリを活用し、スマートフォンを経由した遠隔地との映像共有が可能になるという。

 他に、SDメモリカードへのフルHD、30fpsの映像記録やUSB外部電源に対応。内蔵バッテリーとモバイルバッテリーにより、長時間の連続駆動が行える。

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