AIとの会話で業務報告、タイムリーで確実な記録に貢献製造ITニュース

東芝デジタルソリューションズは、東芝コミュニケーションAI(人工知能)「RECAIUS」の新サービスとして、スマートフォンでAIと会話することで業務報告ができる「RECAIUS 報告エージェント」の提供を開始した。

» 2018年10月05日 09時00分 公開
[MONOist]

 東芝デジタルソリューションズは2018年9月19日、東芝コミュニケーションAI(人工知能)「RECAIUS(リカイアス)」の新サービスとして、スマートフォンでAIと会話することで業務報告ができる「RECAIUS 報告エージェント」の提供を開始した。報告者は迅速な業務報告ができ、管理者は報告内容をタイムリーに確認できる。1ユーザー当たりの月額利用料は2400円(税別)だ。

photo 「RECAIUS 報告エージェント」の活用イメージ(クリックで拡大) 出典:東芝デジタルソリューションズ

 同サービスは、同社の自然言語処理技術や音声対話技術を活用し、スマートフォンなどのモバイル端末でAIエージェントと会話することで業務報告ができるサービスだ。例えば、営業訪問後の隙間時間にAIエージェントに対して商談内容などを話すと、AIエージェントが自動で内容を分類してCRMの各項目にデータを登録。報告者が言い忘れた項目はAIエージェントが聞き出すため、報告漏れがなくなる。

 また、一般のAIエージェントのシステムでは、AIとの対話シナリオを専門家が作成する必要があるが、同サービスではCRM情報と連携して対話シナリオを自動生成。管理者は報告してほしい項目を設定するだけで対話システムを作成でき、顧客企業自身で簡単にAIエージェントを作成、編集できる。さらに、CRMとしてSalesforceを利用し、データ連携アプリケーション「RECAIUSコネクト」を活用すれば、データ連携用の初期構築がいらず、導入日から利用できる。

photo 「RECAIUS 報告エージェント」のシステム図(クリックで拡大) 出典:東芝デジタルソリューションズ

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