3分で陽性判定が可能なインフルエンザ迅速検査システム医療機器ニュース

キヤノンメディカルシステムズは、インフルエンザ迅速検査システム「Rapiim」に最短3分で陽性判定できる機能を追加した。8分で最終判定する従来機能に加え、ウイルス量が多い場合は最短3分で陽性判定ができる。

» 2018年10月11日 15時00分 公開
[MONOist]

 キヤノンメディカルシステムズは2018年9月20日、インフルエンザ迅速検査システム「Rapiim(ラピーム)」に最短3分で陽性判定できる機能を追加し、販売を開始した。蛋白質分析装置「Rapiim Eye 10(ラピーム アイ テン)」とインフルエンザウイルスキット「Rapiim Flu-AB(ラピーム フル エービー)」で構成される。

 微量なインフルエンザウイルスを8分で最終判定する従来機能に加え、ウイルス量が多い場合は、最短3分で陽性判定ができる機能を新たに搭載した。また、これまでの判定結果の表示「陽性:P、陰性:N」の他に、「陽性:+、陰性:−」を追加し、ユーザーが分かりやすい表示を選択できる。

 検体種も拡大し、鼻かみ液、鼻腔拭い液、鼻腔吸引液に加えて、咽頭拭い液を追加。患者の症状に適した検体種で検査できる。体外診断用医薬品のインフルエンザウイルスキット「Rapiim Flu-AB」は、有効期間を18カ月から24カ月に延長した。

 Rapiim Eye 10の本体サイズは150×230×150mmで、重量は約1.6kg。納品開始は、Rapiim Eye 10が同年10月、Rapiim Flu-ABが同年11月からの予定。なお、現行のRapiim Eye 10については、同年10月より無償で装置を交換する。

photo 左:蛋白質分析装置「Rapiim Eye 10」、右:インフルエンザウイルスキット「Rapiim Flu-AB」 出典:キヤノンメディカルシステムズ

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