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» 2018年12月03日 07時00分 公開

電気自動車:量産モデルと同じ部品で時速0-100kmが3.4秒、新型「リーフNISMO RC」

日産自動車は2018年11月30日、東京都内で会見を開き、レース仕様の電気自動車(EV)「リーフNISMO RC」の新モデルと、フォーミュラEのシーズン5(2018年12月5日〜2019年7月14日)の参戦体制を発表した。

[齊藤由希,MONOist]
日産自動車のルー ドゥ・ブリース氏(写真中央)とフォーミュラEのシーズン5に参戦する日産e.damsチームのメンバー(クリックして拡大)

 日産自動車は2018年11月30日、東京都内で会見を開き、レース仕様の電気自動車(EV)「リーフNISMO RC」の新モデルと、フォーミュラEのシーズン5(2018年12月5日〜2019年7月14日)の参戦体制を発表した。シーズン5は、全チームが新開発の車両とパワートレインを採用することが義務付けられる。また、各チームが投入する第2世代の車両は蓄電容量が倍増するためレース途中での車両交換がなくなり、1台で走り切ることが求められる。

 シーズン5の開幕戦に臨む日産e.damsチームのドライバーはセバスチャン・ブエミ氏とオリバー・ローランド氏。ブエミ氏は今期から日産自動車のパートナーとなるe.damsに、フォーミュラE発足から所属している。

 日産自動車は2018年9月、フォーミュラEでチームタイトルを3年連続で獲得するなど活躍するe.damsの株式を取得し、パートナーシップを結んだ。e.damsは30年以上の歴史を持つレーシングチームDAMSが母体となっている。e.damsはルノーとパートナーシップを組み、フォーミュラEの最多勝利と最多ポールポジション獲得の記録を達成してきた。ローランド氏は今期からブエミ氏のパートナーとして日産e.damsに加わった。

 シーズン5の日産e.damsチームには、リザーブドライバー兼テストドライバーとしてSUPER GTに参戦する高星明誠氏が、公式シミュレータードライバーとしてヤン・マーデンボロー氏も参加する。フォーミュラEは練習走行と予選、レース本番が1日で終了するため、シミュレーターを使った走行訓練が重要になるという。

わくわくするEVを体現

 会見に出席した日産自動車 常務執行役員 グローバルマーケティング、ブランド戦略担当のルー ドゥ・ブリース氏は、「フォーミュラEに参加するのは、その歴史やEVの技術進化のためだけではない。『ニッサンインテリジェントモビリティ』の哲学を追求するためでもある。クルマはA地点からB地点まで単純に移動するためのものではなく、運転の楽しさが必要だ」とコメントした。

新型リーフNISMO RCを披露した(クリックして拡大)

 その“わくわくするEV”を表現し、EVの技術の可能性を示す役割を持つのが、リーフNISMO RCの新モデルだ。生産される6台は、各国のモーターショーやイベントなどで展示、走行する。

 新型リーフNISMO RCは、駆動用モーターとインバーター、リチウムイオンバッテリーのセルは量産モデルのリーフと同じものを使用している。2011年のニューヨーク国際オートショーで披露された先代リーフNISMO RCと比較して、2倍以上の最高出力と最大トルクを発揮する。また、先代モデルは1モーターだったが、前後輪にモーターを配した2モーターシステムに変更した。

 車体はCFRP(炭素繊維強化プラスチック)のモノコックボディーで、ロールケージやサブフレームもCFRP製だ。こうした軽量化により2モーター化の重量増をカバーして総重量を1220kgに抑えた。先代モデルからは300kg増えた。駆動用モーターが合計240kWの最高出力と640Nmの最大トルクを発揮するため、優れたパワーウエイトレシオを実現。時速0-100kmの加速時間は、先代モデルから半分に短縮して3.4秒を達成する。

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