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» 2018年12月19日 09時00分 公開

キャリアニュース:冬季賞与調査――中小企業の約4割が、前年より景気回復を「感じない」

「人事のミカタ」が「2018年度冬季賞与」についてのアンケート調査結果を発表。増額予定の回答が多かった業種の1位は「商社」だった。前年と比較して、景気の上昇や回復を実感しているかについては、約4割の企業が「感じない」と回答した。

[MONOist]

 エン・ジャパンが運営する人事向け総合情報サイト「人事のミカタ」は、2018年12月12日、「2018年度冬季賞与」についてのアンケート調査結果を発表した。

 この調査は、同サイトを利用する企業のうち、従業員数299人以下で、2018年の冬季賞与を支給予定の中小企業を対象とし、そのうち451社から回答を得た。

 まず、2017年の冬季賞与支給額と比較して、2018年の支給予定額に変動があるかを尋ねたところ、最多回答は「賞与支給額は変わらない予定」(59%)だった。次が「増額予定」(31%)で、「減額予定」(10%)が続いた。

photo 2017年と比較して2018年の支給予定額に変動はあるか 出典:人事のミカタ

 先の質問で、「増額予定」と回答した企業が多かった業種トップ3は、「商社」(40%)、「流通、小売関連」(36%)、「メーカー」(34%)だった。「減額予定」の割合が高かった業種は、「広告、出版、マスコミ関連」(31%)や「商社」(15%)となっている。

photo 2017年と比較して2018年の支給予定額に変動はあるか(業種別) 出典:人事のミカタ

 次に、冬季賞与を「増額予定」と回答した企業に増額率を尋ねた。その結果、最も多かったのは「1〜3%未満」(23%)だった。増額理由を見ると、1位は「業績が好調」(73%)、2位は「社員の意欲向上」(60%)となっている。

photo 2017年の冬季賞与と比較して、何%程度増加しそうか 出典:人事のミカタ
photo 冬季賞与を増額する理由 出典:人事のミカタ

 「減額予定」と回答した企業の減額率は、「わからない」(45%)を除くと「15%以上」(16%)が最も多かった。減額理由の1位は「業績不振」(72%)だった。

photo 2017年の冬季賞与と比較し、何%程度減少しそうか 出典:人事のミカタ
photo 冬季賞与を減額する理由 出典:人事のミカタ

景気回復を「感じていない」企業が約4割

 さらに、「賞与支給に関する悩みや課題」を尋ねたところ、「社員への評価、賞与の査定基準への悩み」(46%)が最も多かった。2位は「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」(41%)、3位が「考課者(上司)による査定フィードバックへの悩み」(24%)となっている。

photo 賞与支給に関する悩みや課題 出典:人事のミカタ

 「昨年と比較し、景気の上昇や回復を実感できていますか」という問いには、「まったく感じない」(14%)、「どちらかというと感じない」(24%)を合わせて38%が「感じない」と回答。一方、「感じる」は「非常に感じる」(4%)、「どちらかというと感じる」(24%)を合わせて28%となっており、景気回復を感じていない企業が多いことが分かった。

 これを業種別に見ると、景気の上昇や回復を「感じる」と回答した割合が39%(非常に感じる4%、どちらかというと感じる35%)と最も高かったのは「サービス関連」だった。反対に「感じない」の回答が最も多かったのは、「金融、コンサル関連」で、「まったく感じない」(10%)と「どちらかというと感じない」(50%)を合わせて60%が「感じない」と回答した。

photo 2017年と比較し、景気の上昇や回復を実感できているか 出典:人事のミカタ

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