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OpenFOAMリーダーを強化した「FieldView 15」と無償XDBビュアーを提供開始CAEニュース

ヴァイナスは流体解析(CFD)用ポストプロセッサの新製品「FieldView 15」を販売する。無償XDBビュアー「XDBview 1」も提供開始する。

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 ヴァイナスは2015年2月25日から流体解析(CFD)用ポストプロセッサの新製品「FieldView 15」を販売開始する。「FieldView」の開発元は米国Intelligent Light社。販売価格は、標準ライセンス(8並列)が年間で120万円(税別)、永久ライセンス料金が295万円(税別)だ。

 FieldView 15では、オープンソース流体解析ソルバ「OpenFOAM」のダイレクトリーダーを強化。並列計算結果の分割領域境界のデータを読み飛ばすことで、読み込み時間やメモリ使用量の削減が可能だ。分割領域境界における物理量の連続性の改善などにより表示精度がさらに向上したという。

 レンダリング機能も改善したことで、グラフィックメモリ使用量が削減された。カラー・白黒共用の印刷に適したカラーマップ、マルチウィンドウレイアウトの設定機能なども追加した。

 併せて無償XDBビュアー「XDBview 1」も提供開始する。XDBview 1はFieldView 15と同等の可視化処理が行えかつ同製品と同様なGUIを備える。読み込み可能なXDBファイルは、FieldViewから断面やサーフェスなど必要なデータだけを抽出したもの。1GB以上の大規模解析データも、数百MB程度あるいはそれ以下にすることが可能だという。FieldViewからXDBファイルへ出力する際には、各断面やサーフェスの表示範囲を指定することで、XDBファイルのデータサイズを大幅に削減可能だ。


XDBviewの画面:戦闘機機体周り空力解析結果の流線、抗力係数等値面上の密度コンター表示

XDBファイル出力時の範囲指定:車体空力解析結果の流線、Q値等値面、X・Y・Z断面の速度コンター表示

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