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ESEC2015:

組み込み業界からも注目のWindows 10、桃色もあるマイクロソフト

ESEC2015のマイクロソフトブースではWindows Embeddedや搭載製品の紹介の他、今夏に登場する「Windows 10 IoT」の紹介が耳目を集めていた。「IoTあるじゃん」プロデュースの「PinKit」の先行予約も受け付けている。

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 組み込みシステムとIoT/M2Mの開発に必要なハードウェア・ソフトウェア・コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第18回 組込みシステム開発技術展(ESEC2015)」および「第4回 IoT/M2M展」が開幕した(会期:2015年5月13〜15日)。

 マイクロソフトブースでは今夏の登場が予告されている最新OS「Windows 10」の組み込み向け製品「Windows 10 IoT」をセミナー形式で紹介している他、「組み込み機器からのIoT」を実現するmbedボード「GR-PEACH」の先行予約販売受付も行われている。Windows 10 IoTのセミナーが始まるとブース前には多くの人が集まり、組み込み業界からの関心も高いことを伺わせた。

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ESEC2015 マイクロソフトブース

 セミナーでは、マイクロソフトが提供する組み込み機器向けOS「Windows Embedded」シリーズがWindows 10投入に合わせて「Windows 10 IoT for devices」シリーズへと一新され、「Windows 10 IoT for industry devices」「Windows 10 IoT for mobile devices」「Windows 10 IoT Core」の3エディションが用意されることも紹介された。

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Windows Embeddedシリーズは「Windows 10 IoT」シリーズに統合される
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3つのWindows 10 IoT

 3つのエディションはいずれもOSのコア、ドライバ、管理ツールが共通で、「Windows 10 IoT for industry devices」はロックダウン機能を有したPC向け、「Windows 10 IoT for mobile devices」はスマートフォンやタブレット向け、「Windows 10 IoT Core」はシェルを持たず、Raspberry PiやEdisonなどの小型デバイス向けになる。APIについても統合されており、1つのAPIで全てのWindowsエディションに対応する。

 ロックダウン機能についてはキーボードやマウスを無効にするインプットフィルターやストレージへの上書きを禁止するライトフィルター、USBポートを無効にするUSBフィルターなどが用意され、紹介の限りでは現行Windows Embeddedシリーズで提供されているものに準じるようだ。オープンソースIoT規格「AllJoyn」への対応も行われる。

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「Windows 10 IoT for industry devices」はWindows 10に組み込み機器向け機能を追加した製品と位置付けられる
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全てのWindows 10が「AllJoyn」に対応する

 赤・緑・青・黄色の色がテーマカラーの同社ブースのなかで唯一“桃色”なのが、「Pinkit」の予約受付コーナー。PinkitはIoYT(Internet of Your Things) を広めることをテーマとしたコミュニティー「IoT あるじゃん(ALGYAN)」がプロデュースしたmbedボードとセンサー付きドーターボードで、mbedボードはルネサス エレクトロニクスのRZ/A1搭載ボード「GR-PEACH」が利用されている。

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ルネサス「RZ/A1H」を採用したmbedボードとセンサー付きドーターボードを組み合わせた「Pinkit」

 GR-PEACHはCortex-A9コアを採用した「RZ/A1H」を搭載しており、高い処理能力を持つmbedボード(Cortex-A9コア搭載「GR-PEACH」ファーストインプレッション)。まだ一般販売は開始されておらず、本ブースでの予約は一般販売に先行してのものとなる。Pinkitの価格は1万2938円で、100セット限定。出荷開始は2015年7月が予定されている。

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ESEC会場での予約者には特典として桜色のUSBケーブルがプレゼントされる

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