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「実用レベルで世界初」ワーム型の災害調査ロボット、実証実験に災害調査ロボット

NEDOが「実用レベルで世界初」という、ワーム型災害調査ロボットの実証実験を行う。産業特区のがれき施設を利用し、実用性を検証する。

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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2015年8月28日、タウ技研が開発した災害調査ロボットの実証実験をさがみロボット産業特区にて実施すると発表した。

 ロボットはクローラ型の移動ロボットとワーム型の多関節ロボットを組み合わせた構成。通常はクローラで移動し、移動が困難な急斜面やがれきのすき間にはワーム型の多関節ロボットにて、周辺情報や被災者の情報を確保する。NEDOによれば、ワーム型機構による災害調査ロボットは「実用レベルで世界初」だという。

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ロボットの外観(出展:タウ技研)

 2015年9月10日と17日に行われる実証実験では消防学校の模擬がれき施設を利用し、すき間の通り抜けや段差乗り越えの動作検証を行い、また、産業特区内であるため、本来は屋外での利用が規制されているUWBレーダーを用いた実験も行える。

 本件は2014年7月にNEDOが着手した「インフラの状態を的確に把握するモニタリングシステムとインフラの維持管理を行うロボット・非破壊検査装置の開発プロジェクト」の中で、「複合センサーを搭載した推進・自走可能なワーム型多関節ロボットの研究開発」として採択されたもので、ロボットはタウ技研と東京工業大学、神奈川県産業技術センター、新菱工業が共同開発した。

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