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巨大で複雑なアセンブリ作成を迅速かつ詳細に――「MSC Apex Eagle」CAEニュース

エムエスシーソフトウェアは次世代CAEプラットフォームの最新版「MSC Apex Eagle」を発表。新しいパーツ表現や結合タイプを追加した。

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 エムエスシーソフトウェアは2016年2月10日、次世代CAEプラットフォームの最新版「MSC Apex Eagle」を発表した。同製品は「MSC Apex Modeler」の第5世代と「MSC Apex Structures」の第3世代で構成される。

 新製品では従来のシェル要素(2D)、四面体、六面体メッシング(3D)に加え、新しくビーム要素(1D)と質量要素をサポートした。また新しい結合タイプに、剛体リンク、バネ、メッシュ依存のタイ結合を加えた。

 新しい結合タイプと質量要素は、それらが定義された領域に自動的に分散して結合する。「有限要素」というより「エンジニアリング的に抽象化された形状」として扱われるという。

 Apexでは変更した部位に応じて、パーツやサブアセンブリ、アセンブリのメッシュや材料設定、接着状態、荷重拘束条件などが必要な部分のみ自動で再計算・再構築される。この仕組みにより形状変更やパーツのアセンブリレイアウト変更をした際、メッシュを切りなおすなどの再設定をする必要なく迅速にシミュレーション結果が得られる。また前の解析結果との比較も簡単にできる(関連記事:3Dモデルを修正したらメッシュや条件を即自動修正)。

 今回加わった新たな拘束条件もそのフレームワークの中に組み込まれ、パーツ修正やそれに関連する空間ポジション変更時の再構築に利用される。他にも、中立面作成機能やヘキサメッシュ作成などの既存機能も強化されている。


洗濯機部品におけるバネ結合の例

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