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オフィス・3D CAD向けのデスクトップ仮想化を支えるストレージシステムCADニュース

ネットアップは、JVCケンウッドが、オフィス用途や3D CAD向けの仮想デスクトップ基盤にNetApp オールフラッシュFASなどを導入したと発表した。

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 ネットアップは2016年6月8日、同社が提供する複数のネットアップストレージを、JVCケンウッドが仮想デスクトップ環境を支えるストレージ基盤に導入したと発表した。

 JVCケンウッドでは、社内全体で約4500台のPCを運用していたが、これまで必要に応じて個別に調達してきたことなどから、PCへの投資やヘルプデスク業務の増大、PC稼働率の低下やWindows XPのサポート終了期限などが課題となっていた。また、従業員のワークスタイルの変革という全社的な取り組みもあり、クライアント環境の刷新を決定したという。

 環境の刷新を検討するにあたっては、これらの課題の解決に加え、従業員のワークスタイル変革の推進基盤となるクライアント環境の確立や、業務に利用する3D CADの厳しいワークロード要件に応えられる高性能なストレージ基盤が求められた。

 JVCケンウッドでは、各部門でさまざまなアプリケーションが利用されていることから、デスクトップ仮想化ソリューションの導入を通じたシンクライアント環境を採用することにした。また、オフィス用途向けのクライアント環境と3D CADを利用するワークステーション環境をシンクライアント化した。

 このデスクトップ仮想化を支えるストレージシステムとして、オールフラッシュ構成のNetApp AFFを導入したほか、ユーザーデータ領域には、SSDとSATAドライブを併用したハイブリッド構成のNetApp FASシステムなども採用した。

 導入後、社内のストレージ基盤をネットアップ製品で統一したことで、運用管理負荷が軽減した。また、オールフラッシュ、ハイブリッド、HDDなど柔軟な構成が可能なNetApp FASシステムにより、1セットのストレージで仮想デスクトップ環境向けのストレージとファイルサーバの両方が提供できる点がメリットとして挙がっている。

 また、高度なデータ保護機能により、ストレージ単体での多世代バックアップや筐体間のミラーリングが可能な堅牢なストレージ基盤を構築できることも利点だという。

 JVCケンウッドでは今後、2016年半ばに予定されているサーバ仮想化基盤のシステム更改でもネットアップのストレージ製品を導入する予定だ。

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