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詳細図を使った指示書を作成できる製造指示ソリューションCADニュース

ラティス・テクノロジーは、製造現場の指示書に用いる詳細図を容易に作成できる製造指示ソリューションを開発し、同機能に対応したデジタルモックアップツールと指示書作成ツールを発売した。

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 ラティス・テクノロジーは2016年11月7日、製造現場で用いる指示書内の詳細図を容易に作成できる製造指示ソリューションを開発したと発表した。同ソリューションに対応した、デジタルモックアップツール「XVL Studio Ver.15.0」および指示書作成ツール「Lattice3D Reporter Ver.10.1」を同日発売した。

 新ソリューションでは、軽量3次元データ「XVL」の編集・閲覧を行うXVL Studioの組み立て情報内に詳細な指示図を3Dで登録し、この情報からExcelベースの指示書を半自動的に作成できる。指示書の生成には、Lattice3D Reporterを利用する。

 詳細図には、製品形状の線画や面画、マークアップ、注記、断面表示などが使用可能で、正確な指示内容を伝えることができる。多言語で作成すれば、海外拠点向けに現地語を使った指示書を一括で作成することも可能だ。また、設計変更時には、詳細図が半自動的に更新されるため、指示書の更新作業削減につながる。完成した指示書は、ExcelやPDF、紙の指示書としても利用できる。

 多品種少量生産を重視する国内の製造拠点では、製品の微妙な違いを詳細図で指示する必要があり、その作成に多くの工数と期間がかかっていた。同ソリューションは、複雑な製品の微妙な調整やバリエーションの違いによる作業の差異を的確に指示でき、指示書作成の工数削減や納期短縮が可能になる。

 XVL Studioシリーズのうち、同ソリューションに対応するのは「XVL Studio Standard」「XVL Studio Pro」となる。価格は、Standardがライセンス料70万円/年間保守料14万円、Proがライセンス料150万円/年間保守料30万円。Lattice3D Reporterはライセンス料 19万8000円/同3万9600円、テンプレートオプションはライセンス料50万円/年間保守料10万円(いずれも税別)となっている。

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