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いまさら聞けない第4次産業革命(19):

第4次産業革命で「部品メーカー」に与えられる3つの選択肢 (1/3)

製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて、話題になったトピックなどに応じて解説していきます。第19回となる今回は、部品メーカーにとって第4次産業革命でどういう選択肢が生まれるのかについてまとめたいと思います。

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本連載の趣旨

 本連載は、「いまさら聞けない第4次産業革命」とし、第4次産業革命で製造業が受ける影響や、捉える方向性などについて、分かりやすくご紹介していきたいと考えています。ただ、単純に解説していくだけでは退屈ですので、架空のメーカー担当者を用意し、具体的なエピソードを通じて、ご紹介します。

※)本連載では「第4次産業革命」と「インダストリー4.0」を、意味として使い分けて表記するつもりです。ドイツ連邦政府が進めるインダストリー4.0はもともと第4次産業革命という意味があります。ただ、本稿では「第4次産業革命」は一般用語として「IoT(モノのインターネット)による製造業の革新」を意味する言葉として使います。一方で「インダストリー4.0」はドイツでの取り組みを指すものとします。


本連載の登場人物

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矢面 辰二郎(やおもて たつじろう)

自動車部品や機械用部品を製造する部品メーカー「グーチョキパーツ」の生産技術部長兼IoTビジネス推進室室長。ある日社長から「君、うちも第4次産業革命をやらんといかん」と言われたことから、話が始まる。多少優柔不断。印出研究所に入り浸っている。


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印出 鳥代(いんだす とりよ)

ドイツのインダストリー4.0などを中心に第4次産業革命をさまざまな面で研究するドイツ出身の研究者。第4次産業革命についてのさまざまな疑問に答えてくれる。サバサバした性格。


*編集部注:本記事はフィクションです。実在の人物団体などとは一切関係ありません。

前回のあらすじ

第18回:「CEATEC JAPANの変化と第4次産業革命に対して果たす役割

あらすじ背景

 従業員200人規模の部品メーカー「グーチョキパーツ」の生産技術部長である矢面辰二郎氏はある日、社長から「新聞で読んだけど、君、うちも第4次産業革命をやらんといかん」と言われます。しかし、「第4次産業革命」といわれても「それが何なのか」や「どう自分たちの業務に関係するのか」がさっぱり分かりません。そこで、矢面氏は第4次産業革命研究家の印出鳥代氏に話を聞きに伺うことにしました。


 さて前回は、CPS/IoT展として生まれ変わった「CEATEC JAPAN」と、日本政府が推進する新たな社会コンセプトである「Society 5.0」の関係性について紹介しました。

 「CEATEC JAPAN」は2000年に「エレクトロニクスショー」と「COMJAPAN」が統合される形で開始されましたが、2016年に大胆に方針変更を発表し、CPS/IoTの展示会として生まれ変わりました。その中で今回はファナックやアマダ、ジェイテクトなど産業系のメーカーが出展して注目を集めていました。加えて、政府関係の熱量が大きかったのが印象的だったといいます。

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政府がとても積極的でびっくりしました。開催されたセミナーに多くのも経済産業省や総務省の人たちが登壇していてすごいなあと。


 「CEATEC JAPAN」は、2017年から特に「Society 5.0の展示会」としての立ち位置を強調しています。「Society 5.0」は、狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、5番目の新たな社会の実現に向けた取り組みで超スマート社会の実現を目指すという社会概念でした。

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CEATEC JAPANは主催者側も「Society 5.0」のショールームとしての位置付けを強化すると言っていたし関係性が強まっているんじゃないかな。


 さらに印出氏は「CEATEC JAPAN」が扱っていたエレクトロニクスとITという技術領域が、第4次産業革命の基盤技術であることが、こうした連携の動きを強めているということを指摘していたのでしたね。

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もともとのCEATEC JAPANが扱ってきたエレクトロニクスとITがまさに、第4次産業革命の基盤技術で、「Society5.0」や「Connected Industries」を訴えやすい展示会だったというのがあると思うわ。


 さて、今回は第4次産業革命において悩ましさを抱える部品メーカーの取り組むべき方向性についてまとめたいと思います。

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