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BIMビュワーによる確認済証交付で確認申請プロセスを効率化CADニュース

アーネストアーキテクツと日本ERIは、BIMビュワーを用いた電子申請により、戸建て住宅の確認済証交付に至った。確認申請用図書の作成期間を短縮し、審査機関側は、BIMソフトがなくてもWebシステムを介して確認済証が交付できる取り組みだ。

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 アーネストアーキテクツと日本ERIは2018年6月26日、BIM(Building Information Modeling)ビュワーを用いた電子申請により、戸建て住宅の確認済証交付に至ったと発表した。

 今回の取り組みでは、アーネストアーキテクツがBIMモデル確認申請用図書作成マニュアルを作成。GRAPHISOFTのBIMソフトウェア「ARCHICAD」で作成したモデルデータをBIMビュワー「BIMx」向けのデータに変換することで、改ざん不可能な情報とし、確認検査機関の日本ERIとクラウド上で共有化した。

 BIMxデータへの変換により、CADデータの中から確認申請上必要な情報と不要な情報の選別ができるようになった。また、BIMビュワーを活用することで、審査機関側は高価なBIMソフトウェアを導入しなくても受け入れが可能になる。これによりアーネストアーキテクツは、確認申請用図書の作成期間が短縮でき、日本ERIはWebシステムを介した電子申請による確認済証の交付が可能となった。

 同取り組みでは、確認申請におけるBIMワークフローを大塚商会が担当し、GRAPHISOFTジャパンがBIMワークフローに関するノウハウの提供や技術支援を担った。今後も引き続き、アーネストアーキテクツ、大塚商会、GRAPHISOFTジャパンが共同でマニュアルをまとめ、講演活動などで公開していく。

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BIMビュワーを用いた電子申請フロー図(クリックで拡大) 出典:大塚商会
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BIMxデータへの変換で、建物の形状や仕様を3Dオブジェクトで可視化(クリックで拡大) 出典:大塚商会
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左:図面とBIMxデータの照らし合わせ、右:BIMxデータによる面積確認(クリックで拡大) 出典:大塚商会

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