生産の各工程の能力差を「ボトルネック工程」と「非ボトルネック工程」に分け、能力の差を積極的に活用しようとする生産スケジュール手法のこと。TOC(制約条件の理論)の出発点となった重要な概念である。
ボトルネック工程とは能力が一番弱い工程であり、停止してしまうと生産ライン全体のスループットを失ってしまうと同時に、遅れを発生させる工程でもある。一方、非ボトルネック工程は多少の停止はスループットに影響を与えず、全体の遅れを吸収する役割を持っている。ボトルネック工程の直前にバッファを設けることで、問題が起きた場合にボトルネック工程が影響を受けて停止することを避ける「時間的なゆとり」をつくる。
TOCを紹介した小説「ザ・ゴール」の中で、DBRはボーイスカウトの行進に例えて説明されている。つまり、最も足の遅いハービー少年が“ドラム”をたたいて、ほかの少年はそのリズムに合わせて歩く。列の先頭とハービー少年の間隔が開き過ぎないように“ロープ”で2人を結び、ハービー少年の前に“バッファ”として少し間隔を空けておく。このバッファは、前で誰かが転んでもハービー少年に影響を与えないためである。
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