ヒト、モノ、カネといった経営資源を有効活用するため、企業内の各部門で実行される業務を統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法。一般的に「企業資源計画」あるいは「経営資源計画」と訳される。ERPをコンピュータのアプリケーションソフトとしてパッケージ化したものを「ERPパッケージ」と呼ぶ。
ERPのコンセプトに基づいて情報システムを構築すると、資材調達に掛かったコストや在庫量、受注金額、生産計画など、各部門において日常業務で発生するデータを一元管理し共有することが可能となる。これにより、部門間のデータを横串で分析し、各種の意思決定や経営判断を迅速に行えるようなる。
ERPパッケージは、ソフトウェアベンダ各社が独自に開発したベストプラクティスに基づいて構成されているため、その導入に当たっては「ソフトウェアに合わせて現状の業務手順を変更する」あるいは「現状の業務手順に合うようソフトウェアをカスタマイズする」といった調整が必要となる。いずれのケースでも事前のコンサルティングが不可欠なため、費用は数千万円から数億円単位に上ることも少なくないが、最近では、中小企業でも導入しやすいERPパッケージも増えている。
日本では自社の独自ルールに対するこだわりが強く、ERPパッケージを大幅にカスタマイズする傾向にあるが、導入期間の長期化や改修コストの増大といった問題を招きやすい。一般的に、業務系ソフトウェアでは極力カスタマイズを避ける方が成功するといわれており、日本でも徐々にこの考え方が浸透している。
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