車内LAN制御向けの次世代規格のこと。「FlexRay Consortium」が規格の策定を行っており、コアメンバの多くはAUTOSARと同じ欧州勢となっている。
現在、車内LAN規格としてはCAN(Controller Area Network)が世界標準として普及しているが、CANの通信速度が最大1Mbit/sで、イベントトリガ方式であるのに対し、FlexRayは通信速度が最大10Mbits/sとCANの10倍で、データ伝送時に遅延が生じにくいタイムトリガ方式を採用している。
どのECUがいつ送信を実行するかなど、厳密なスケジュール設定が可能で、通信経路を二重化できるため、信頼性も高い。さらに、車載カメラで危険を察知して自動でブレーキを掛けるなどの、X-by-wireアプリケーションにも対応している。
仕様が検討され始めたのは1988年で、FlexRay Consortiumは2000年に組織された。FlexRayと利用目的が競合するプロトコル「TTP/C(Time Triggered Protocol class C)」もあったが、2003年にTTP/Cの主要メンバーがFlexRayコンソーシアムに加盟したことにより、実質的にFlexRayに統一された。
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