製品生産の計画段階で、製品完成までに必要な部品の総量と発注時期のシミュレーションを行うことで、最適な生産計画を短期間で立案するというもの。計算の基になる情報は、基準生産計画、部品表、在庫情報の3つである。生産管理手法にコンピュータを取り入れた代表例の一つ。従来、担当者の経験や勘に頼っていた資材発注を論理的な計算によって導き出すことで、属人的なあいまいさや人為ミスを減らす効果があるとされている。
MRPは1960年代にジョセフ・オーリキー(Joseph Orlicky)氏、オリバー・ワイト(Oliver W. Wight)氏らによって提唱され1970年代に急速に普及した。1980年代にはMRPに製造ラインの能力(要員・設備・資金など)を考慮に入れたMRP IIと呼ばれる管理手法が出現し、その後、需要予測の要素が加わったシステムMRP IIIと呼ばれる手法も出現した。
MRPの概念をさらに発展させて、企業全体の在庫、決済、資産の管理を行うようにしたERPという概念が生まれた。生産管理機能を持つERPパッケージには、MRPに由来するものが多い。
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