最適生産を行うために、時間当たりのキャッシュを最大化することを目指した管理会計手法のこと。従来の原価計算ではなく、一定時間当たりの生産量(稼働率)に着眼した計算を行う。TOC(制約条件の理論)に含まれる重要な概念の一つである。
例えば新製品として定価200円の製品Aと600円の製品Bのどちらを導入するか検討する場合、従来の原価計算ではAの原価は150円、Bは450円(どちらも25%)となり、Aは1品売れるごとに50円、Bは140円の利益が生まれる。ここでは当然Bの開発を進めるだろう。
しかし、Aは1時間当たり60個、Bは12個の生産量であったとして、人件費を時給600円と考えると、1時間当たりAは8400円の利益、Bは4800円の利益となる。そこで、スループット会計ではAの開発を行うべきだと考える。従来の原価計算では含まれていなかった生産スピードという概念を考慮している。
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