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» 2008年05月07日 00時00分 公開

失われた現場改善力を再生させるヒント(5):作業のバラツキを減らしたいなら“シックスシグマ” (3/4)

[眞木和俊/ジェネックスパートナーズ,@IT MONOist]

シックスシグマの問題解決法「DMAIC」

 シックスシグマによる問題解決のための基本アプローチのことを「DMAIC (“ディーマイク”もしくは“ドゥメイク”)」といいます。DMAICとは問題解決アプローチの5つのステップの頭文字を並べたもので、それぞれのステップの目的は次のとおりです。

Define:定義フェイズ VOC(Voice Of Customer=お客さまの声)からCTQ(Critical To Quality=重要なニーズ)を導き、取り組むべき課題を設定する。

Measure:測定フェイズ メトリクス(物差し)を決めたうえでデータを集め、現状Y(注4)を把握する。

Analyze:分析フェイズ Yを分析することにより、現象を引き起こす(複数の)原因仮説x(注5)を列挙し、対応する優先順位を決める。

Improve:改善フェイズ 優先度の高い、影響力のあるxを見つけ出し、対策案を検証する。

Control:定着フェイズ 現場で対策を定着化させ、結果であるYをモニタリングする。


注5:Y、x シックスシグマでは問題現象をY、原因をxと置きY=f(x)で因果関係を表す。


 またシックスシグマの考え方に沿った「バラツキ削減アプローチ」のイメージを図2に表しました。

図2 シックスシグマによるバラツキ削減アプローチのイメージ 図2 シックスシグマによるバラツキ削減アプローチのイメージ(© GENEX Partners)

 図2のアプローチイメージに登場した分析手法や解析ツールの組み合わせはあくまでも一例にすぎません。これらを必ずそのフェイズで使うというよりも、世の中にあるさまざまなツール類を状況に応じて使い分けるという方が適切な説明といえます。

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