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» 2008年08月22日 00時00分 公開

−ザ・組み込み−ソフトウェアのハードウェア化(2):えっ、シリアルポートがない!! ターゲットボードとの接続 (3/3)

[鳥海佳孝 設計アナリスト,@IT MONOist]
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サンプルプログラムの書き込み

 ここまでの準備はうまくいきましたでしょうか?

 問題がなければ、AKI−H8/3069Fの電源を投入して、以下のコマンドを実行してください。これでLEDの点滅を行うサンプルプログラム「led_test.mot」の書き込みが開始されます(書き込みが完了するまでちょっとだけ時間がかかります)。


# h8write -f20 -3069 led_test.mot /dev/ttyUSB0 

 書き込みが完了すると、リスト3のように出力の最後に「EEPROM Writing is successed.」と表示されます。

[root@localhost 3069f]# h8write -f20 -3069 led_test.mot /dev/ttyUSB0
H8/3069F is ready!  2002/5/20 Yukio Mituiwa.
writing
WARNING:This Line dosen't start with"S".
Address Size seems wrong
WARNING:This Line dosen't start with"S".
Address Size seems wrong
.....
EEPROM Writing is successed. 
リスト3 書き込み

 書き込みが無事に完了したら、ここでいったんAKI−H8/3069Fの電源を抜いて、図3のように通常モードにSW1の設定を変更してください。

SW1の通常モード設定 図3 SW1の通常モード設定
※白い部分がスイッチの突起を示す

 SW1の設定を変更したら、AKI−H8/3069Fの電源を再度投入してください。すると2つのLED(赤と緑)が一緒に点滅するはずです。もし、うまく点滅しない場合には、以下の点を疑ってみてください。

  • うまくプログラムが書き込めていない
  • LEDのはんだ付け不良
  • LEDの極性を間違えて接続した

 LEDの点滅テストがうまくいったら、次にLCDの表示テストを行います。LEDのときと同様に、以下の手順で書き込みを行います。

1.AKI−H8/3069Fの電源を切りSW1の設定を図1のように書き込みモードに設定

2.AKI−H8/3069Fの電源を投入して、「h8write」コマンドを実行(リスト4)

[root@localhost 3069f]# h8write -f20 -3069 lcd_test.mot /dev/ttyUSB0
H8/3069F is ready!  2002/5/20 Yukio Mituiwa.
writing
WARNING:This Line dosen't start with"S".
Address Size seems wrong
WARNING:This Line dosen't start with"S".
Address Size seems wrong
..........
EEPROM Writing is successed. 
リスト4 「h8write」コマンドを実行

3.AKI−H8/3069Fの電源を切りSW1の設定を図3のように通常モードに設定

4.AKI−H8/3069Fの電源を投入

 LCD上に「Hello, World」と出力されればOKです。もし、うまく動作しない場合は以下の点を疑ってみてください。

  • うまくプログラムが書き込めていない
  • LCD周りのはんだ付け不良
  • LCDのコントラスト(LCDの近くにある半固定抵抗をドライバで回して調整)


 今回は、選定したAKI−H8/3069Fのマザーボード部分の動作を確認し、マイコンのプログラムが正常に動作することを確認しました。次回はAKI−H8/3069Fで「uClinux」を動作させる方法とその解説を行う予定です。また、ホストPCなどで行わなければいけない設定についても併せて紹介したいと思います。お楽しみに!(次回に続く)


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