ついに開幕「Imagine Cup 2009」−いざ決戦の地へImagine Cup 2009 イベントレポート(2)(2/2 ページ)

» 2009年07月06日 00時00分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]
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ついに開幕! ITのオリンピック

――壮行会終了の翌日、彼らはエジプト カイロの地に旅立った。ここでは、2009年7月3日(現地時間)に行われた開会式の模様をお伝えする。

 夕方、会場兼宿泊先であるカイロのホテルからバスで移動し、旧カイロ市街地を見下ろすシタデル(要塞)でImagine Cup世界大会の開会式が行われた。丘の上に建つシタデルとその中に建つモスクは幻想的で、遠く向こうにはピラミッドがうっすらと見ることができた。


シタデル内にあるモハメド・アリ モスク開会式のメインステージ 画像6(左) シタデル内にあるモハメド・アリ モスク/画像7(右) 開会式のメインステージ

 日もすっかり落ち、ライトアップされた式典会場に444名の世界中から選ばれた学生たちや関係者、各国のマスコミなどが一堂に集まり、興奮と熱気に包まれる中、米マイクロソフト チーフ ソフトウェアアーキテクト Ray Ozzie氏らが登壇。学生の持つ可能性・自由な発想力について触れ、世界大会出場を決めた学生たちにエールを送った。

Ray Ozzie氏Imagine Cup 2009 世界大会が開幕 画像8(左) 米マイクロソフト チーフソフトウェアアーキテクト Ray Ozzie氏/画像9(右) Imagine Cup 2009 世界大会が開幕

 終始盛り上がっていた開会式の後、野外にて食事が振舞われた。各国の学生たちが列をなし、おのおの好きな食事を皿に盛り、立ち話をしていた。今回のImagine Cupで組み込み開発部門のチーム担当を務めたマイクロソフト 斉藤 仁氏がこの様子を見ながら「戦いの場だけではなく、こういった機会を設けることで各国の学生たちが交流を深め合い、いろいろな刺激を受け合う場を作りたかった」と語っていたのが印象的だった。

 日本代表チームはというと、他国の学生と積極的に会話を楽しむような行動はさほど見られなかったが、熱気に包まれた会場の雰囲気を楽しんでいるように見えた。

 ホテルへの帰路、CLFSのメンバーは明日に本番を控え、「はずかしいとは言っていられない。精いっぱい頑張るだけ」「早く本番を迎えたい」と力強く語っていた。

開会式を終えたばかりのチーム「CLFS」のメンバー 画像10 開会式を終えたばかりのチーム「CLFS」のメンバー

 翌日朝から世界大会のラウンドが開始される(ちなみに開会式が終了し、ホテルに着いたのが夜中)。次回は彼らの初戦の模様をお伝えする。(次回に続く)


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