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» 2011年03月02日 11時00分 公開

新バージョンのCADを試す〜そして俺小物へ〜物欲全開! 俺が欲しいものをもっと作ろう(1)(3/3 ページ)

[水野 操,@IT MONOist]
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今回のシリーズのお題

 いまのところ、複数のモデルを作りたいと思っている。

 1つはちょっとしたデスクトップ小物。前回はiPhoneのケースとともに、その台も作ったが、さらにいくつか整理するためのものを作ろう。

 実は私はiPhoneとともに、昔から使っている携帯電話との2台持ちをしている。それが、オフィスの自分の机の上でそれらの定位置がなく、ちょっと気になっている。定位置がない、といえば、四角い付箋紙メモもそう。何だか適当に置かれていて、それらをセットにしてペンも置けるようなちょっとした台を作ってみたい。

 それから、この連載の後半では何か模型を作りたい。ただし、あまりにも完成されたものをコピーしても、あまり面白くないような気もするので、何か個人的に改造して、まさに“俺仕様”にできるものを考えている。こちらに関しては、次回あたりにもう少し個人的に考えが固まってからお伝えする。

 さて今回最初につくる「俺小物」は?

 まず、セットできるものとして、自分が日常よく使う携帯電話。デスクワークのときにも頻繁に使うし、すでに5年くらい使い続けているので電池の減りが早いため、常に充電をしていたいので、充電コードもそこにうまく取り込みたい。もちろん、置きやすいだけでなく、鳴ったときにもすぐに取りやすくしたい。

 次に、その携帯電話の台と共に使うセットの付箋紙を置く台も作りたい。ただし、付箋紙の台は、携帯電話の台と完全に一体化するのではなくて、通常は組み合わせて使うが、セパレートもできるようにしたいと思う。

 というのも、携帯もだいぶくたびれてきたので、買い換えるかもしれないし、あるいはiPhoneように別途、台を作成して取り換え可能にしたいから。

ALT 図5 なんとなくこんな感じの組み合わせ?

 これに使用する部品は、3点くらいになるだろう。それぞれの台については、“一点モノ”として作るので、まず2点。また、携帯電話については、コードを巻き取るためのものを作るので、それが3点目。双方の台をつなぐコネクタは、それぞれにつなぐための爪なり何なりを作ればいいから、これは台と一体にする。

 で、携帯電話の大きさだが、折りたたんだ状態で、縦が11.5cm、横が5cm弱、また深さが2cm弱程度。よくある真四角の付箋紙は7.5cm角だ。これが収まればいいということになる。そうそう、ペンを立てる穴も用意しておいた方がいいだろうか。

 そんなわけで、早速作り始めてみた。

 前回のiPhoneケースと違い、最初から、複数の部品を組み合わせて作ることを想定しているので、まずはアセンブリを作るところから始める。

ALT 図6 Solid Edgeのアセンブリのトップ画面 *画像クリックで拡大します

 ここでまずは、大まかな部品の位置を決めてしまうことにした。そのためには、メニューのアセンブリの中にある「インプレースで作成」のメニューで部品を作成する。このメニューをクリックすると、図7のようになる。

ALT 図7 新しいパーツをインプレースで作成するメニュー

 ここで、部品名やこの部品の原点をアセンブリの原点と相対的に作成する。そうすると、以下のような形で、新しい部品の原点が作成されたことが分かる。

ALT 図8 アセンブリ内でインプレースで作成された部品「PhonePlatform」 *画像クリックで拡大します

 同じように、付箋紙を置くための台となる部品「MemoPlatform」と、充電コードを巻き取る部品の「CordReel」を作成する。

 このように一度、アセンブリの中で部品を作成すると、実際にこれに相当するパート(部品)ファイルも作成されるので、あとは、それぞれのパートファイルを個別に開いて部品を作成していけばよい。それぞれの部品がアップデートされるたびに、アセンブリに表示される部品も、それに追随してアップデートされるので、細かい調整はそちらで行う。

 ということで、今回は大体の外形まで作ってみた。

ALT 図9 3つの部品のアセンブリの外形 *画像クリックで拡大します

 次回は実際にそれぞれの部品を作りこんで、カッコよく(本当か?)仕上げて、少なくともすぐにでもRPで出力できるようにしたい(次回へ続く)。

Profile

水野 操(みずの みさお)

1967年生まれ。ニコラデザイン・アンド・テクノロジー代表取締役。首都圏産業活性化協会(TAMA協会)コーディネータ。外資系大手PLMベンダやコンサルティングファームにて3次元CADやCAE、エンタープライズPDMの導入に携わったほか、プロダクトマーケティングやビジネスディベロップメントに従事。2004年11月にニコラデザイン・アンド・テクノロジーを起業し、オリジナルブランドの製品を展開しているほか、マーケティングやIT導入のコンサルティングを行っている。著書に『絵ときでわかる3次元CADの本』(日刊工業新聞社刊)がある。




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