三菱商事、三菱重工、日立がスペインでスマートコミュニティー実証事業に参画スマートグリッド

NEDOがスペインで実施するスマートコミュニティー実証事業において、事前調査と実証研究の委託先に選定。2016年3月末まで行われる。

» 2011年03月08日 15時34分 公開
[佐々木千之,@IT MONOist]

 三菱商事、三菱重工業、日立製作所の3社は3月8日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「スペインにおけるスマートコミュニティ実証事業」について、事前調査と実証研究の委託先に選定されたと発表した。

 この実証事業では、2011年7月29日まで事前調査を行い、事業化評価後に2016年3月末まで実証研究を行うもの。電力自由化と再生可能エネルギーの大量導入で先行するスペインにおいて、日本の再生可能エネルギー・省エネルギー技術やスマートコミュニティー関連技術を国際展開し、日本の新たな成長産業の育成につなげることを目指してスマートコミュニティー関連技術の構築とその導入効果を実証するという目的を持つ。

 実証事業はスペイン南部アンダルシア州マラガ市を中心に、事前調査で都市全体のCO2排出量の定量化とその削減施策を検討する。実証研究ではCO2排出量の削減に高い効果が期待される交通と電力の分野に焦点を当て、EVの普及に必要な充電器や管理センターなどのEVインフラの構築、給電に必要なスマートグリッドなどの電力システムの導入及びEVインフラの電力システムの連携を可能にするICTプラットフォームの整備を行い、これらを統合的に運用する実証実験を開始する。

  NEDOとスペイン政府・産業技術開発センター(CDTI)が共同支援する「ジャパン・スペイン・イノベーション・プログラム(JSIP)」の下で、電力最大手エンデサと通信最大手テレフォニカを中心とするスペイン企業グループをパートナーとして、三菱重工業と日立製作所がインフラのインテグレーションとソリューションを提供し、三菱商事がこれら技術をパッケージングして事業化とグローバル展開を行うとしている。

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