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» 2011年06月10日 10時30分 公開

Windows Embedded Standard 7概論(5):Windows Embedded Standard 7 SP1でアップデートされた機能 (2/2)

[中田佳孝(安川情報システム),@IT MONOist]
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3.SKUのサポート

 WES7 SP1から、新しく「SKU Complianceパッケージ」が追加されました(図1)。

 WES7には、3種類のランタイムライセンス(SKU:Stock Keeping Unit/製品構成)が存在し、それぞれで使用できるパッケージ(機能)が限定されています。

 今回追加されたSKU ComplianceパッケージをOSイメージに含めておくと、購入したライセンスで使用してはならないパッケージを自動的に検知してくれます。


SKU Compliance パッケージ 図1 SKU Compliance パッケージ

 例えば、WS7Eライセンスでは「Photo Viewerパッケージ」を使用できません。Photo ViewerパッケージとWS7E用SKU ComplianceパッケージをAnswerファイルに登録し、Validate Checkを行うと、使用できない旨が表示されます(図2)。

SKU Complianceパッケージによるチェック 図2 SKU Complianceパッケージによるチェック

 なお、WES7 SP1のSKUと使用できるコンポーネントに関しては、Webサイトに詳細が記載されていますので、ご確認ください。


4.「Windows Embedded Developer Update」について

 「Windows Embedded Developer Update(以下、WEDU)」は、WES7のToolkitおよびDistribution Shareを更新するツールです。

 現在、WES7 SP1に対応したWEDU 1.1がリリースされています。Webサイトからダウンロード可能です。


 また、WES7用のWEDU 1.0をインストール済みの場合は、Windows Update経由で更新することも可能です。

 使い方はとても簡単です。まず、左側のツリーから[Windows Embedded Standard 7]を選択し、右側のリストで「Distribution Share」フォルダを登録します(図3)。

WEDUでのアップデート対象DSフォルダ設定 図3 WEDUでのアップデート対象DSフォルダ設定

 次に、左側のツリーから[Registered Products]を選択し、[Check for Updates]ボタンをクリックすると、ToolkitもしくはDistribution Shareに対するアップデートのチェックがインターネット経由で行われます(図4)。

アップデートのチェック方法 図4 アップデートのチェック方法

 アップデートがあれば、左側のツリー内にそれぞれアップデートの個数が表示されます。ツリーでアップデートが存在する項目を選択すると、右側のリストにアップデートの一覧が表示されます。インストールするアップデートを選択し、[Download and Install]ボタンをクリックするだけで、自動的にダウンロードとインストールが行われます(図5)。

ダウンロードとインストールの開始 図5 ダウンロードとインストールの開始

 原稿執筆時点では、既にWES7 SP1のDistribution Shareに対するアップデートが51個提供されており、うち30個は言語パッケージ(注1)となっています。

※注1:WES7 SP1インストール時点では、言語パッケージは5つ(英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、日本語)のみインストールされます。


 アップデートをインストールすると、例えばセキュリティアップデートの場合、図6のようにDSに反映されます。

インストール完了後のDS 図6 インストール完了後のDS

 なお、このセキュリティアップデートは、[Validate]メニューの[Add Required Packages]を実行しても、Answer Fileに自動的に追加されませんのでご注意ください。Answer Fileに含める場合は、通常のパッケージ同様、右クリックメニューの[Add to Answer File]を選択するなど、手動で追加する必要があります。

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