ルネサスがAndroid用ソフトウェアのテストに「Wind River FAST」を採用品質向上と短期市場投入に貢献

ウインドリバーは、ルネサス エレクトロニクスがAndroidスマートフォン/コンシューマ製品向けARM Cortex-A9搭載SoCプラットフォームのテスト用に、「Wind River FAST for Android」を採用したことを発表した。

» 2011年07月13日 12時32分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]

 ウインドリバーは2011年7月13日、ルネサス エレクトロニクスがAndroidスマートフォン/コンシューマ製品向けARM Cortex-A9搭載SoCプラットフォームのテスト用に、「Wind River FAST(Framework for Automated Software Testing) for Android」を採用したことを発表した。

 Wind River FAST for Androidは、デバイスメーカーや通信事業者がテスト・検証を迅速に行い、Androidのソフトウェア品質、テストパフォーマンス、コンプライアンス、デバイスのユーザーインタフェースやユーザーエクスペリエンスなどの向上を支援するソフトウェアテスト自動化ソリューションである。数千もの異種テストを自動化し、統一された1つのデータベース(MySQLデータベース)に結果を格納するため、テスト結果のアクセスやレポート作成も容易に行えるという。

「Wind River FAST」の画面イメージ 「Wind River FAST」の画面イメージ

 ルネサス エレクトロニクスはこのWind River FAST for Androidを、Androidスマートフォン/コンシューマ製品向けARM Cortex-A9搭載SoCプラットフォームのテスト用に採用。ソフトウェアテストプロセスの効率化を図る他、多様なテスト(Wind River Advanced Device Characterizationなど)を使用したソフトウェア品質・安定性の向上、Android CTS(Compatibility Test Suite)への準拠の検証などを行うとしている。

 この他、ウインドリバーは、ルネサス エレクトロニクスに対し、サポートおよびWind River FASTの導入・エンジニアリングに関するコンサルティング、トレーニングサービスを提供。ソフトウェアコンポーネントのインテグレーション、グラフィックス用ソフトウェアテストにおける支援、マルチメディアフレームワークのカスタマイズ・最適化作業など、ルネサス エレクトロニクス製SoCのAndroid対応をサポートするとしている。

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