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» 2012年08月07日 11時00分 UPDATE

“たった1人の家電メーカー”記事企画プロジェクト:リアルFacebookガジェット!? 「NOTICE」とは (2/3)

[小林由美,@IT MONOist]

NOTICEの設計

 設計は、ケースとパネル、そこに収まる電子基板だけで成り立つ。基板には、2桁(けた)の7セグメントLEDを3つ、スピーカーとmini USBコネクターを1つずつ実装している。

yk_notice01_06.jpg 製品構想図

 筐体は樹脂製で、この記事公開時点で、ケースの塗装とパネルの試作まで完了している。

 今回はコストダウンが大きな課題となった。「企画からして、高過ぎる値段では成立しないと考えました。『欲しい』という声に応えるには、“ノリで買えるくらいの価格”に抑えることが不可欠でした。部品調達のルートや素子の選定など、あらゆるポイントから工夫し、1つ1つコストを下げ、何とか今の価格に設定できました」(八木氏)。

yk_notice01_07.jpg パネルは、数字を光らせるため透過材料で製作
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yk_notice01_08_3.jpg CADによる設計モデル

 「パネルの透過度については、現在、最適化中です。パネルの印刷濃度と、LEDの明るさを調整して、最終決定します」(八木氏)。

 電子基板は、「バージョン1」で動作確認が完了し、「バージョン2」を設計中ということだ。クライアントソフトは、Mac版とWindows版を用意。

 今回は、技術的なことやクラウドファインディング(後述)のスケジュールの都合から、基板とソフトウェアについては、八木氏の知り合いであるソフトウェア開発会社 株式会社鳥人間(東京都新宿区)に依頼した。同社は、iOS/Androidスマートフォンのアプリ開発などに携わり、Facebook関連のアプリ開発の経験もあった。

 ここも、エンジニア2人で成る小さな会社で、さまざまな面白アプリを開発する(以下、関連記事)。


クラウドファンディングに初出品!

 八木氏は、「NOTICEが欲しい」という人を募るため、アメリカのクラウドファンディングサービス「Kickstarter」に出品した。同氏自身も初めての取り組みだ。クラウドファンディングというのは、プロジェクトの資金をSNSを通じて募る仕組みだ。日本における同種のサービスでは、ハイパーインターネッツ(東京都港区)が運営する「CAMPFIRE」が有名だ。

 Kickstarterは、アメリカの企業でないとエントリーできないため、アメリカ法人を持つCerevo(東京都千代田区)が代理出展する。Cerevoも数少ない日本の家電系ベンチャーの1つで、ビーサイズにとっては、先輩企業だ。

 Cerevoは、ガジェットに特化したクラウドファンディングサービスの「Cerevo DASH」も運営している。こちらは、CAMPFIREの仕組みを利用したサービスだ。ちなみに、MONOistの記事で何度か取り上げたニットー(横浜市金沢区)の「iPhone Trick Cover」も、CAMPFIREにエントリーしてCerevo DASHにも露出し、支援金額は早期に目標達成した(以下、関連記事)。


 今回クラウドファンディングに出品するにあたり、NOTICEの公式サイトも製作した(以下、関連リンク)。

関連リンク:
NOTICEの公式サイト

 さて今回、八木氏が、日本ではなく、あえてアメリカのサービスを選んだ理由としては、「アメリカでのFacebook利用率が非常に高いこと」「支援者が世界規模であること」などを挙げている。

 なお支援者へのインセンティブ(対価)としては、以下を用意した。支援額に応じたメニューもある。

基本的なインセンティブ

  • アメリカ国内:送料込で40ドルで提供する。人数制限なし
  • 日本を含む全世界:送料込みで45ドル(約3600円)で提供する。人数制限なし

支援額に応じたインセンティブ

  • 80ドル支援:アプリの「About」欄の画面に名前を記載。先着64人
  • 500ドル支援:筺体の金型に名前を彫刻(筐体内側に名前が記載される)。名前が見える透明モデル付き。先着16人
yk_notice01_09.jpg 筺体の底面に名前が記載されたときのサンプル

 アプリや金型への名前記載の人数制限は、単純に、それぞれのスペースの都合で決まった。

 なお、Kickstarter以外での販売予定は現時点では未定。反響を見ながら、検討していくということだ。

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