「ポキポキモータ」採用のEPS用モーター、三菱電機が次世代品を公開エコプロダクツ2012

三菱電機が、「エコプロダクツ2012」で、電動パワーステアリング(EPS)用モーターの次世代品を公開。現行品と比べて、体積を50%、重量を30%削減することに成功している。

» 2012年12月14日 07時00分 公開
[朴尚洙,MONOist]
「ポキポキモータ」採用のEPS用モーター

 三菱電機は、環境関連製品・技術の展示会「エコプロダクツ2012」(2012年12月13〜15日、東京ビッグサイト)において、電動パワーステアリング(EPS)用モーターの次世代品を展示した。

 同社は、排気量2リットルクラスの車両向けに、高密度化が容易な独自のステータ構造を採用した「ポキポキモータ」を搭載するEPS用モーターを量産出荷している。

「ポキポキモータ」を搭載するEPS用モーターの説明パネル 「ポキポキモータ」を搭載するEPS用モーターの説明パネル(クリックで拡大)

 今回展示した次世代品は、量産出荷中の現行品と比べて体積を50%、重量を30%削減することに成功している。モーターの動作を制御するECU(電子制御ユニット)について、挿入部品を表面実装部品に置き換えるなどして大幅に小型化することで実現した。

 実際に、現行品でモーター部の上に搭載されているECUは、次世代品ではモーター部に内蔵されている。

EPS用モーターの現行品(左)と次世代品の比較 EPS用モーターの現行品(左)と次世代品の比較(クリックで拡大)

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