PFU、高性能小型組み込みコンピュータ「AR2000 モデル430H」発売：製品リリース

　PFUは2013年3月4日、小型組み込みコンピュータ「AR2000シリーズ」の新モデル「AR2000 モデル430H」の販売開始を発表した。出荷開始は同年4月を予定する。

　新モデルには、インテル Core i5-3610ME（2.7GHz）プロセッサとHM76 Expressチップセットを搭載する同社のシステムオンモジュールが組み込まれており、従来モデルよりも高性能化が図られている（CPUは、Celeron 1020Eも選択可能）。メモリはDDR3-1600（最大16Gバイト）を採用し、ストレージはHDD、SLC-SSDの他、新たにCFastも選択可能となっている。

「AR2000 モデル430H」。性能・インタフェースの強化をしながらも筐体サイズは、従来モデルと変わらず178×175×50mmをキープ

　さらに、USB 3.0×2およびUSB 2.0 ×2をサポートする他、デジタルディスプレイインタフェースとしてDVI-I×1とDVI-D×1を標準搭載しており2画面表示にも対応する。サポートOSは「Windows 7 Professional SP1（32／64ビット版）」「Windows Embedded Standard 7 SP1（32／64ビット版）」「Ubuntu 12.10 Desktop（32/64ビット版）」である。

「AR2000 モデル430H」の筐体前面（※画像は、DC入力タイプ）

「AR2000 モデル430H」の筐体背面

　同シリーズがターゲットとする、工作機械、半導体製造/試験装置、医療機器、自動販売機、デジタルサイネージなどの各種装置においても、近年、高機能・多機能化が進んでおり、制御するコンピュータにも高い性能が求められている。今回の新モデルは、こうした要求に幅広く応えられる製品になっているという。