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» 2013年07月25日 13時00分 公開

モノづくりエンジニアのキャリアづくり:医療機器メーカーへの転職事例にみる、異業界から転職する際のポイント (2/2)

[DODAキャリアコンサルタント 大澤優子,MONOist]
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医療機器メーカーへの転職を成功させるポイントとは?

(1)開発の一工程だけではなく、全体に関わる視野の広さ

 大手企業ほど、製品の開発を数十人単位の大規模なプロジェクトで進めることが多く、その中で1人のエンジニアが携わる工程は一部分になりがちだと思います。

 医療機器の開発においては、例えば「メカ担当1名、ハード担当1名、ソフト担当1名」というように専門分野を持ったメンバーが集まり、計3〜4名くらいのチームで1つの製品開発に当たります。その際には、「ハードだけでなくソフトも」「デジタル回路だけでなくアナログ回路も」といったように、これまで経験したことのない技術を積極的に学ぶ姿勢が求められます。その意味で、営業先(この場合は医療機関ですが)への提案、仕様検討から設計開発、製造に至るまで幅広い工程に携わりたい方に、医療機器メーカーへの転職はおすすめです。

(2)医療機器特有の厳格な品質基準への適応

 医療機器を製造していく上でクリアしなければならない品質基準がISO 13485。人命に大きな影響を与えかねない医療機器は、家電製品に比べると圧倒的に厳しい品質基準をクリアしなければなりません。そして設計段階から、この品質基準を理解した上で開発を進めていくことが求められます。

 つまり、異業種から医療機器メーカーへ転職する場合は、この厳しい品質基準に適応できるかどうかが一つのポイントになるのです。そのため、企業は「知らないこと、これまで経験しなかったことを素直に吸収しようとする姿勢」があることを採用条件の一つにします。また、ISO 13485に関する知識は一朝一夕で身に付くものではないため、意欲とポテンシャルがある方にはなるべく早く医療機器業界に参入してきてほしいというのが企業側の考え方です。

 電気・ソフトウェア分野での経験を生かして医療機器業界に転職したいとお考えの方は、ぜひお早めに、私たちキャリアコンサルタントにご相談ください。

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