オムロン、FPC/FFCケーブルの接続の手間を減らし外れにくくしたコネクタ新製品FAニュース

回転バックロック式を採用。FPC挿入口から回転式スライダを独立させ、FPCを引き上げてもスライダが外れないように工夫している。

» 2013年09月03日 08時00分 公開
[MONOist]
オムロン

 オムロンは2013年8月28日、ケーブル接続の作業性を向上させ、接続後に力を加えても外れにくくした回転バックロック式のFPC/FFCケーブル用コネクタ「形XF3M」を同年9月2日に発売すると発表した。

 FPC/FFCケーブルの接続方法として採用されてきた回転ロック方式には、ケーブルを引き上げたり、余分な力を加えたりしたときにスライダが外れやすくなるという課題があった。形XF3Mでは、回転バックロック式を採用。FPC挿入口から回転式スライダを独立させ、FPCを引き上げてもスライダが外れないように工夫している。


形XF3M 回転バックロック式FPC/FFC用コネクタ 形XF3M 回転バックロック式FPC/FFC用コネクタ

 またFPC挿入口は4面ハウジングにし、FPCの位置ずれを起こりにくくした。接点は、FPCの上下接点の確認が不要な両面接触方式。回転式スライダは解除された状態で納入されるため、解除作業が不要で、組み立て作業時の手間を減らすことができる。

 コネクタのピッチは、0.5mmと1.0mmの2種類を用意する。価格はオープン。

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